そして、アメリカの息の根が止まる
というわけで、
- イスラム国を掃討する
- 反米親ロ・アサド政権を盤石にする
- アメリカに捨てられたサウジと、イランを和解させる
- イスラム諸国とイスラエルを和解させる
そして、
- ロシアが中東の覇権を握る
その後はどうするか?
アメリカに捨てられたサウジアラビアを説得し、「原油の決済通貨をドル以外にさせる」。
これで、アメリカの覇権は終わりです。
もちろん、既述のように、これは私の想像にすぎません。しかし、「ロシアに25年住み、プーチンを観察してきた男(=私)の想像」なので、全然「ありえない」というわけでもありません。
さらに、仮にプーチンがそう考えていても、「相手がいる」話ですから、うまくいくかもわからない。ロシアも、「制裁」「原油安」「ルーブル安」で相当苦しいですから。
いずれにしても、「シリア」「ウクライナ」「東、東南アジア」、どこを見ても、「戦国時代」です。
image by: ID1974 / Shutterstock.com
『ロシア政治経済ジャーナル』
著者/北野幸伯
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