ブライダルフェアと聞くと、婚約したカップルが式場やドレスを下見しにいく場所というイメージがありますが、メルマガ『マーチン先生の恋愛教室 /180°前向きになれる恋愛術』の著者である恋愛相談師・マーチンさんは、迷いのある2人が行くことで、結婚があっさり決まったりすると言います。思わず納得してしまうブライダルフェアデートの意外な「効果」とは?
ブライダルフェア作戦、成功の理由
先月、リアル恋愛教室の生徒さんから、
交際中の彼とブライダルフェアに行き、その場で式場の予約ができました!
というご報告が届きました。
それまでに「結婚しよう!」という明確な約束があったわけではなく、事実上「その場で婚約が決まった」のです。そして、こういう事例が今回で2例目となりました。
2例目ですよ!?
……ということは、「他の人もマネしたら、決まる可能性があるのでは?」と考えても良さそうです。そこで、今回は成功事例を踏まえて、
「そもそも、ブライダルフェアって何なの?」
「どうして、その場で事実上の婚約まで至ったの?」
という点を見ていきたいと思います。では、早速参りましょう!
そもそも、ブライダルフェアって何なの?
はい、特に男性諸君はあまりご存じないのでは……と思います。言葉通りのイメージで良いと思うのですが、平たく言えば「結婚式の説明会」です。
- 実際の挙式とは、どんな感じで進んで行くのか。
- それに至るスケジュール感は、どんな感じなのか。
- 費用はどれくらいかかるのか。
- 実際の食事は、どんなものが選べるのか。
- ドレスなどの衣装は、どんなものがあるのか。
こういった結婚式に共通する内容。そして、
- 足を運ぶ結婚式場ならではのサービスや特徴を、実際に見ることができる。
と思ったら良いでしょう。
また、式場の人もお客さんが欲しいですので「その場で予約したら○○が無料!」「費用10%OFF!」などの割引があったりします。これ、安っぽいお話に見えるかもしれませんが、これも「その場で婚約が決まる」要素の1つに、間違いないと思いますヨ!
例えば、次のようなページでブライダルフェアを見たり、申し込んだりできます。
フェアに行くと、無料でお料理やランチが食べられたり、衣装が試着できたり色々なサービスがありますよ。
どうしてフェアに行くと決まる?
さて、ではどうしてフェアに行くと、その場で決まるのか?というお話です。
2例のカップルからご報告を頂いてわかったのは、次のような内容でした。
●ケース1
彼は当初、挙式までのスケジュール感が全くなかったそうです。しかし、フェアに参加することで、「そんなにやることがあるのか」とわかり、「じゃあ、年内や年始に結婚しようと思ったら、もう予約しないと無理じゃないか」と考えるようになったということでした(※この時点で3月でした)。
その夜、今度は彼が自ら別のブライダルフェアを予約して←やる気だね! 翌日、一緒に見に行くことになったのです。そんな中、たまたま10月の吉日に1日だけ、式場が空いている日がありました。この時、女性が機転を利かせて「仮予約でいいから、しておこうよ」と勧めて仮予約をしたのです。料金は2~3万円でしたが、「キャンセルしてムダになっても構わない」と割り切って予約をしたのが、功を奏したのです。
このお話の前提としては、二人の間には口約束で「年内に結婚しよう」という話が出ていました。しかし、よくある事例と同じで、特に何も具体的な動きがなく、「このままでは、フェードアウトしてしまうなあ」と感じた彼女がフェアを予約して、「とりあえず、行くだけ行ってみようよ」と彼を連れていったのでした。
●ケース2
フェア会場に着いたら、まず最初に「お二人の進行度合い」のようなアンケートを書いたそうです。例えば、次のような感じです。
- お二人の間では、どこまで話が進んでいますか?
- ご両親への挨拶は済んでいますか?
- 挨拶が済んでいない場合、いつ頃を予定していますか?
- 結婚式の予定は、いつ頃ですか?
で、ここが面白い所なのですが、こういった質問に「いつ頃だろうね~」と話しながら答えて行く中で、どんどん具体的に挨拶の日程や、挙式の日が決まっていったというのです!
つまり、言ってみればアンケートに誘導されるように、答える中で決まったと☆
これを聞いて、僕は「なるほどな~」と思いました。
だって、ですよ?結婚式場の立場から言えば、何がなんでも、このチャンスを生かしたいはずです。足を運んでくれたカップルが目の前にいるわけですから、そういう人に結婚を決めさせるような話し方、アンケートの取り方をして当然なのです。また式場の担当者が優秀であればあるほど、誘導されてしまうと思います!
なので、「あー、うん。わかったよ。じゃあ、見に行こうか?(^_^;)」と苦笑しながらでも行けるような雰囲気があれば、ぜひ、彼や彼女を誘って行ってみたらよいと思います☆
あっ、もちろん、男性が彼女を誘うのも十分効果的だと思いますよ!
車や引越しと同じ!?
他にも「フェアに行くからこそ決まる」要素があると思います。
例えば、「車を買おっかな~」と何となく思っている状態で、実際に車屋さんに行って新しい車を見たり、運転席に乗ったりすると、欲しくなりますよね!? 段々その気になって、本当に買ってしまった人もいらっしゃると思います☆
引越しでも同じです。「引っ越ししようかな~」くらいの気持ちでいても、実際に不動産屋に行って、良さそうな物件を内見すると、「うわーっ、ここいいなぁ。引っ越ししたいな~」と思って、本当に引越ししたくなってしまうもの、なのです。
今回の話も、本質はこれらと同じだと思います。
「まあ、来年くらいには結婚しようか」という口約束ができる話は、割と多く相談事例として届きます。同様に、日程は決まらないけれど「結婚しようね」と何度も言われていて、その気で待っていたらお別れに……なんていう話も少なくありません。この、「まあ、来年くらいには結婚しようか」「結婚しようね」というセリフは、「車を買おうかな。引っ越ししようかな」という意識レベルと大差ないでしょう。だから、実際に足を運ぶとその気になる可能性がある、と言って良いと思うのです。
「車を買おうかな」という話も、そのまま放っておけば、まず買いませんよね。それと同じで、「結婚しようかな」なんて話も、そのまま放っておくと…つまり、そのまま変化なく付き合っているだけでは、無くなってしまうのです。
お付き合いとしては、「ただ付き合う」のではなく、結婚を意識してもらえるように「ありがとう法」で接し続けていく。そして、ブライダルフェア作戦で、実際の式場を見る。結婚式場のステキな雰囲気を肌で味わってもらう。そんな中で、「その気」になっていく可能性が増す、ということですね。
あと、思ったのですが、ドレスの試着が可能なフェアがあるなら、それを選んで行ってみたら良いと思います。ウエディングドレスを着て見せたら…彼が「わぁ……」と感動する可能性があると思うのです。その状態で
「ねえ……、結婚しよ?」
と言われたら、ぐっとくると思うのです。ドラマのワンシーンみたいです! そしたら、彼も頷いてくれるかもしれません。
フェアに参加する時点では、特に深く考えていなかった2組のカップルが、実際にフェアに行くことで結婚が決まりました。ということは、このお話を踏まえて「深く考えて」フェアに参加したならば、可能性はより高まるだろうと思うのです。
もしも、あなたの交際相手が、「あー、うん。わかったよ。じゃあ、見に行こうか?(^_^;)」と言ってくれそうなら、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
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