ありがとう台湾!被災した宮城の病院が台湾からの義援金22億円で再建

2015.12.16
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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NHKの報道によると、震災当時は町で唯一の総合病院で、「志津川病院」という名前だった。震災の津波で、5階建ての建物の4階まで浸水し、患者と看護師74人が犠牲になった。

そこから仮設の診療所や間借りした病院で診察を続けてきたが、「南三陸病院・総合ケアセンター南三陸」として新たに高台に建設された。震災からおよそ4年9ヶ月にして開業にいたったことになる。

建設費は約56億円かかった。日本だけの支出ではない。56億円のうち、22億2000万円は台湾からの義援金だ。 

台北駐日経済文化代表処によると、義援金を提供した中華民国紅十字会総会の会長らが、11月25日に行われた「南三陸病院」の落成式に出席。同会の会長である王清峰氏は、「この建設援助は台日間の長い友好関係を象徴するもの」だとあいさつした。

同病院の敷地内には、「絆」の文字が刻まれた記念碑も建設されている。

それほど大きく報道されていないようだが、台湾からの援助があってこそ、再建の道が近づいたことは忘れないでおきたい。 

https://www.youtube.com/watch?v=jLwKg8KYpDk

津波被害で74人が犠牲 南三陸町の町立病院が再開(15/12/14)  

 

(※↓詳しくはコチラへ)
参照:朝日新聞/南三陸病院、高台に開院 津波の壊滅から初の本格復旧
参照:NHK WEB NEWS/津波で74人犠牲の病院 高台で再建・開業
参照:台北駐日経済文化代表処/中華民国紅十字会の王清峰・会長らが南三陸病院の落成式に出席
参照・画像出典:南三陸町
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

記事提供:ViRATES

 

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