お金が無くて困ったときに奥さんに相談すると、いざという時のために貯めておいた「へそくり」を持ってきた、という経験はありませんか? メルマガ『そうだったのか! この違いがわかれば、きっと許せる「男女の違い105」』では、男女別の「貯金」に対する違いをデータから分析して紹介しています。奥さんが、今いくらくらい「へそくり」を持っているかわかるかもしれませんよ。
男女別貯金方法とは?
今回は、お金にまつわる男女の違いです。
貯金が多いのはどっちか、へそくりはどっちがあるか、どちらがお金についてシビアか、なんてことも少~し見えてくるかもしれません。また、男女別貯金の仕方なども、紹介いたします。
さて、今回のキーワードは…
■男性…現在・自分のため
■女性…将来・緊急時のため
どんなことか、ぜひ読んでみてくださいね。自分(たち)とは違うよ~と思われることもあると思いますが、何かの参考にしていただけたら幸いです。<(_ _)>
男女で、へそくりはどっちが多い?
みなさまは、へそくりしてますか? へそくりとは、周囲に内緒で貯めたお金のことですが、どうでしょう、貯めてますか? (笑)貯めているとしたら、どのくらいでしょうか? そして男女では、どちらがしていると思いますか?
データから見てみましょう。
■2014年、「へそくり」についての調査
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年8月15日(金)~8月19日(火)
対象:全国20代~60代 既婚男女計878名
○「100万円以上のへそくりを持っていますか?」では、全体では、
・持っている 30.3%
・持っていない 69.7%
と、約3割の方が持っていたそうです。
これを男女比でみると、
・男性 22.9%
・女性 36.7%
で、女性が多いということがわかったそうです。ちなみにこの「100万円」とは、離婚の時に最低必要な金額の目安とか。
さらに、
■2010年の「共働き家庭のへそくりは?」
クロス・マーケティング(東京都中央区)
全国の共働きの男女(20~69歳)1千人
では、「へそくりがある」と答えたのは
・男性 34.0%
・女性 47.1%
で、やっぱり女性が多く、その額も「50万円以上」が
・男性は36.9%
・女性は52.1%
だったそうです。
その使い道も違っているようです。
○「自分のために使うため」
・男性 67% (宝くじを買うなど)
・女性 41.6%(服を買う、子どものために使う)
○「病気に備えての貯蓄」
・男性 3.4%
・女性 16.8%
○「老後に備えての貯蓄」
・男性 12.3%
・女性 35.8%
○「離婚に備えての貯蓄」
・男性 1.5%
・女性 5.8%
ということがわかり、
男性…「自分のために使うへそくり」
女性…「将来は、緊急時に備えてへそくり」
が、多いという傾向が見えました。そういえば、よく映画やドラマで「これはいざというときのために母さんが貯めていたお金なんだけど、使って」と母がへそくりをさしだすシーンがよく出てきますが、そんなときのためにも、女性はへそくりをしているのかもしれませんね。
それに、「離婚に向けてひそかに…」という女性は、男性よりは多いこともわかりますから、男性は注意です(笑)。
もう一つ、紹介します。
■2014年株式会社あおぞら銀行
全国の55~74歳の男女2千72人を対象に行った調査「妻の“へそくり」では、
○「へそくりはしているか?」
・男性 46%
・女性 50%
ということで、約半数はしているようですが、その金額には大きな差があったということです。
○「金額は?」
・男性 平均 68万円
・女性 平均 139万円
○「そのへそくりを何に使ったか?」
・男性 「カメラレンズ」、「オートバイ」「ゴルフ会員権」と趣味が多い
・女性 「フェイシャルエステ1年分」「和服一式」「美容整形」美容やファッションが多い
という傾向がでたそうです。
いずれにせよ、約半数は配偶者に内緒でお買い物をしていて、その額は10~50万が最も多かったそうです。
○「月のお小遣いの平均額は?」
・夫 3万5千200円
・妻 2万5千600円
ということですから、隠れてぱぁ~と使っているのかもしれませんね。どうやら、「へそくり」については、女性の方が、うまくやっていることが見えますね。
さらにこの調査で、こんなことも聞いたそうです。
○「子供に出来るだけ財産を残したいか?」
・「残したい」 34.4%
・「残したくない」 65.5%
という結果で、昔に比べて「お金は子供に残すもの」という考え方の方が少なくなり、自分自身のために使いたい、自分の人生を謳歌したいと考えている方が多くなっていると分析していました。
男女の単身者の貯金はどっちが多い?
家庭でのへそくりは、女性が多いものの…男女の単身では、貯金額に大きな差が出ているようです。
■マネーフォワードが行った「お金に関するアンケート調査」
調査期間:2014年8月28日(木)〜9月2日(火)
調査対象:マネーフォワードユーザー独身男女2千412名
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
○「貯金額を教えてください」(全世代)
・独身男性 646万円
・独身女性 438万円
その差は200万円以上もあったそうです。賃金差もありますが、女性の方が美容やファッションなど、日々のことに使うお金が多いこともその原因ではないかと分析されています。そのせいか、
○「デートのとき、食事代はどちらが支払いますか?」
男性 女性
男性が払う 69% 48%
割り勘 29% 45%
その他 2% 7%
と、男性が払うことがやはり多いようです。
ところが、です!
男性は自分が「払っていることが多い」と答えているにもかかわらず、女性側は、それは、「48%くらいだ」と答えているので、もしかしたら「男性が払っている」と思わず、「割り勘」だと、感じているかもしれない…ということでした…ちょっと残念なような…
さらに、
○「パートナーのための食事代・デート代・プレゼント代等に、
毎月いくらまで払えますか?」
・男性 平均2万4千132円
・女性 平均1万3千778円
こちらも大きな差がありました。やはりプレゼントは男性から…という女性心理が、出ているのかもしれません。
また、こんな調査もありました。
■株式会社レオパレス21 「住み替えに関する実態調査」より
2015年5月8日(金)~5月10日(日)、調査会社によるインターネット調査にて
全国のひとり暮らしをしている社会人の男女600名
○「恋人、パートナーが住んでいる部屋の家賃についてどう感じているか」
・男性 「毎日生活する部屋だから、家賃は多少高くてもやむを得ない」
31.1%
・女性 「家賃を抑えて貯蓄に回して欲しい」
25.6%
男性は「現在」を考え、女性は「将来」を考えているというような結果がでたそうです。
同調査で、
○「恋人、パートナーの金銭感覚のギャップを感じるのはどんなときか」
・男性 「(パートナーが)頻繁に衝動買いする」 33.0%、
「何でもブランド品でないと気が済まない」 32.7%
・女性 「貯金が少ないと知ったとき」 31.1%
「使っていない家電をつけっぱなしにするとき」 35.7%
となり、男女の視点の違いが出たということでした。みなさまは、どう感じられたでしょうか。
image by: Shutterstock
『そうだったのか! この違いがわかれば、きっと許せる「男女の違い105」』 より一部抜粋
男女の違いを、様々な年代層への取材などを通じて自ら検証。「105の違い」にまとめました。「105もあるのぉ?」大丈夫です! むずかしいことは書いておりませんし、事例も身近で、読めばきっと、「そうそう」と頷かれることばかりだと思います。楽しみながら読んで、ちょっと実行して……みてくださいね。
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