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なぜ会社で「ムリ」と口にする人間は、年収1000万円から遠ざかるのか

日頃から「ムリ」という言葉を当たり前のように使っていませんか? その裏には「やりたくない」というあなたの本心が隠れているのかもしれません。無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんが、ビジネスの場で「ムリ」と言う前に試してみるべきことを、具体例をもとに詳しく解説してくださっています。

出来ないよ、と思ったらこう考える

ビジネスに限らず、人生全般について、あれは出来ない、これはムリと言う人は何も成し遂げることが出来ないと思います。出来ない、ムリって言った瞬間に出来ない未来ムリな未来が確定しちゃうんですから。これ正確に言えば、出来ない、ムリ、なわけじゃなくて、「やりたくない」だけなんです。それをやりたくない、と言ってしまうと、「ツベコベ言わずにやれよ!」と言われてしまうから、出来ない、ムリと表現しているだけなんですね。

ビジネスの世界で、やりたくないからやらない、という姿勢を続ければそりゃ成果なんて出るわけありませんから。そんな人が幸せになれるはずもありません。

これは難しいなぁ、出来そうも無いなあと思ったら考えるべきことは2つです。

1つは、どんな条件が揃ったら出来るようになるのか?を考えること。もう1つは、条件を変えずに「何なら出来るのか?」と代替策を考えること。出来ない、ムリという思考が浮かんで来たら、すかさずこの2つを考えるのです。

売り上げを2倍にしたい→出来ない、ムリ!

ここで思考を停止させずに、どうなったら2倍になるんだろうか?と考える。これは客数を2倍にするか、単価を2倍にするか、その両方を程良くやるかの3つしか選択肢がありません。このうちのどれがどうムリなのかを考える

条件を考えるとは、この3つの選択肢のどれかをやるにあたってネックとなっているものを考えるということです。客数を2倍にすることが出来ない原因はどこにあるのか、単価を2倍に出来ない理由はどこにあるのか。

代替策を考えるとは、売り上げは増やせないけど、経費は減らせるから、こっちの方向から利益を増やそうと考えることです。もうひとつは、客数は2倍に出来ないけど、来店頻度は2倍に出来ないかを考えることです。週に1回来ていた人が2回になれば、これは客数が2倍になったのと同じです。

ビジネスの改善って、要するにこういう事を考え、試行錯誤するということです。

管理職の仕事ってこれの時間をどれだけ取れるのか、そして試行錯誤をどれくらい短いタームで繰り返せるのかなんです。だからルーティーンの作業は極力やらない、自動化する、アウトソースする、そして空いた時間でひたすら考える。これが出来ないというか、やらずに「それは出来ません、ムリです!」って言っちゃう人がスゴく多いんですよね。

出来ないと言うのがあなたの仕事じゃなくて、それをどうにかするのがあなたの仕事ですよ。何をどうするんですか? いつまでも出来ないって言ってたら、「出来ます」という人とチェンジしてもらいますよ、ということが日系の会社だとピンと来ないんですね。外資だとこういうセリフを言う人はあっと言う間に退場させられますから、さすがに出来ませんとは言わず、ノラリクラリと時間稼ぎをするか、ハードルを下げる交渉をしたりするんですよね。これはこれで大きな問題があるんですが。

人間って考えるのが好きな人と身体を動かすのが好きな人の2種類に分かれるんですが、管理職、経営幹部になりたければ、「考える」という行為に比重を置かなきゃダメですよ。課題ややるべきことが見つかったら、どうやったらそれが出来るのかをひたすら考えるんです。本当にそれこそが仕事なんですから。

だから考えもしないで、「出来ません、ムリです」って言っちゃう人は出世させたくなくなるんですよね。

image by: Shutterstock

 

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
著者/佐藤しょ~おん
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て無料で公開。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信する。
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