男女の半生を描いたパラパラ漫画『振り子』で話題を集めたお笑い芸人の鉄拳。今や世界中が注目する彼の新作パラパラ漫画が、6月4日から開催する国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル ＆ アジア 2015」で上映されます。
鉄拳さんの『振り子』といえば、英国バンド「MUSE」のPVで話題を集め、動画再生数はなんと300万以上。さらに2014年には、中村獅童さん主演で実写映画化もされています。
『振り子』はこちらから御覧になれます。
そんな鉄拳さんの新作パラパラ漫画は、いま本人がいちばん表現したいことを自由に描いた作品だそうです。その題名は『SLIDE』。直訳すると滑走という意味になりますが、鉄拳さんいわく、とある物語をジェットコースターで表現した作品とのことです。
パラパラ漫画のいち場面だけが公開されており、それがこちら。
真ん中がレールになっており、どうやらジェットコースターに乗っている人物の視点に見えますが、看板の女性はどういった意味なのでしょう。『振り子』の用に感動系なのか？ それとも笑えるのか？ アクションなのか？ 早く観たいですね。
世界のショートフィルムが日本集結！
そんな鉄拳さんの新作パラパラ漫画が上映されるのが、6月4日から始まる米国アカデミー賞公認でアジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル ＆ アジア 2015。
この映画祭は今回で17回目を迎え、元々は俳優の別所哲也さんが発起人となり始まり、2004年から東京都と共催となり現在の形になっているそうです。
映画祭の名の通り、世界100以上の国と地域から集まった約5,000本の作品の中から、厳選された約200作品のショートフィルムが上映。上映期間は、6月4日（木）～14日（日）までとなっており、東京会場と横浜会場で上映されます。
上映される作品の中には、今年のカンヌ国際映画祭審査員に選出されたグザヴィエ・ドランが15歳の時に出演した作品『鏡』や、今年12月公開予定の『スターウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』のヒロイン、デイジーリドリー主演の『ブルー・シーズン』など、世界で活躍中の監督、俳優の作品がそろっています。
さらに日本からも、劇団ひとりさん、千原ジュニアさん、バカリズムさんといった、芸人の枠に留まらない才能の持ち主達も作品を披露。また演劇ユニットTEAM NACS所属の俳優・戸次重幸さんが出演する、森ハヤシ監督作なども上映されます。
そしてこの映画祭でグランプリに選ばれた作品は、なんと次年度、アカデミー賞短編部門ノミネート候補作品になるそうですよ。
しかもこの映画祭、上映される作品達は、一部有料イベントを除き、無料となっています。
MAG2 NEWSではこのイベントで上映される短編＆ニュースを随時厳選してお届けします。鉄拳さんの作品だけでなく、若き才能から熟練した鬼才、天才たちの作品を日本で一度にこれだけ観られるこの映画祭、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
information：
ショートショート フィルムフェスティバル ＆ アジア 2015
http://www.shortshorts.org/2015/
◆鉄拳『SLIDE』上映日程
6月11日（木）13：30～15：20
ブリリア ショートショート シアター
6月12日（金）17：50～19：40
ラフォーレミュージアム原宿
6月13日（土）11：20～13：10
シダックス・カルチャーホール
※アジアインターナショナル＆ジャパン部門、プログラムBにて上映