6月3日、俳優の別所哲也さんが、自身が代表を務める「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2015」の開催にともない、舛添要一東京都知事を表敬訪問しました。
舛添知事は「2020年の東京オリンピック、パラリンピックでは、ぜひ映像で応援してほしい」と。
別所さんも「オリンピックイヤーには国際的な映像の祭典にして、文化的発信、そして観光的な発信をしていきたい」と話しました。
今回の表敬訪問にはイメージキャラクターである「旅もじゃ」も登場し、舛添知事から「2020年を前に、日本各地の良さを頑張ってPRしてほしい」と声をかけていました。
その後、記者陣によるぶら下がり取材で別所さんは、
「ショートフィルムを世界中の国から集めた映像の祭典ですので、世界の国々が映画的な瞬間だと思って切り取った世界観を楽しんでいただけたら」と意気込みを語ってくれました。
さらにこの映画祭が始まったきっかけに言及。
「年末にスターウォーズが控えていますが、この映画祭がスタートできたのは実はジョージ・ルーカス監督が、ご自身が学生時代に作った短編映画を私に貸し出してくれたというのがスタートなんです。
今も17年間、ジョージ・ルーカス監督がこの映画祭を応援してくれていることに心から感謝しています。この映画祭で未来のジョージ・ルーカスとなる映画監督、映像作家を、お客さんと一緒に探して行きたいと思っています」
そして別所さんは、短編映画は未来の地図となりうる作品たちだと語ってくれた。
「短編の魅力というのは、『短い』ということ。僕達の映画祭は25分以内、短いものだと1分、3分というものも紹介します。考えてみると90分の映画を見る機会って、1月に1回あればいいほうなのかなと。
僕は究極の”燃費のいい映画”と呼んでいますけども、ショートフィルムは映像の未来地図であり、集まった映像作家が、未来のジョージ・ルーカス監督になり、未来のスピルバーグ監督になる。そして日本の黒澤明監督になり、北野武監督に続くような、そんな人達ではないかと思っています。」
最後に2020年のオリンピックに向けて夢を語ってくれました。
「まだ夢の段階ですが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、ここに集った映像の集団で仲間を作って、日本の今と世界の今を伝える映像を、東京、日本から世界に発信していくいきたいと思っています。
映像の祭典、文化的な発信として、あるいは観光発信としても考えてやっていきたいと思っています」。
「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2015」は、6月4日にスタートし、世界100以上の国と地域から集まった約5,000本のショートフィルムの中から、厳選された約200作品を上映。上映期間は、6月4日(木)~14日(日)までとなっており、東京会場と横浜会場で上映されます。
ぜひ会場に脚を運び、未来のジョージ・ルーカス監督やスピルバーグ監督を一緒に見つけましょう。
information:
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2015
文/横田吉木