世界で同性婚を認めている国は何カ国? 英語で学ぶ国際ニュース

Guryanov Andrey/shutterstock
 

私はDarren Hayesを尊敬する

あれは、2006年のある日のことでした。何気なくニュースをチェックしていた私は、驚愕しました。

私が学生時代に大好きだった、オーストラリア出身の音楽グループSavage GardenのボーカルのDarren Hayesさんが恋人のイギリス人男性と結婚するために、イギリスに引っ越したというのです。

この時、私が驚いたポイントは、3つあります。

  1. 私のスターが結婚しちゃった!(超ショック!)
  2. しかも、相手の方は男性!(あれ? 彼ってゲイだったの? 初耳!)
  3. オーストラリアでは、同性同士のカップルは結婚できないの? (イギリスはOKなのに!?)

大好きなスターが幸せな結婚をしたのは、乙女心としては複雑ですが、純粋に嬉しかったです。…が!! ここで大きな疑問を持ちました。

それまでの私は、「オーストラリアは移民が多い国で、様々な価値観を認めてくれる自由な国のイメージ」=「何となく同性結婚もOKっぽい」と思っていたのです(後から知りましたが、オーストラリア人、特に白人の中では、プロテスタントよりもカトリックの信者の数が圧倒的に多いそうです。このことも、同性結婚への考え方に多少は影響しているかもしれません)。

私が同性結婚や同性パートナーシップについてネットで調べ始めたのは、あの時からですね。

ちなみに、WikipediaでDarren Hayesさんについては、このように書いてありました。

He married (via a civil partnership) his boyfriend of two years, Richard Cullen, on 19 June 2006 in London.

 

Hayes and Cullen applied for a marriage license in California, and were married on 15 July 2013, to show their support for those fighting for same-sex marriage rights.

 

Hayes and Cullen currently live in the United States.

つまり、2年交際した恋人と2006年「市民パートナーシップ法」で結婚。2013年にアメリカのカルフォルニアで結婚ライセンスをもらい、現在もアメリカに住んでいます。それは、同性結婚の権利のために闘っている人々を応援するため、だそうです。

Darrenの場合、同性同士というだけではなく、オーストラリア人とイギリス人の国際結婚でもあるので、いろいろと法律や手続きがややこしそうですが…、それにしても、人権活動にも積極的に関わっている彼を尊敬します。

I think he can make a difference.

彼は社会の人々をサポートする影響力を持っていると思います。

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