いよいよビールがいちばん美味しい季節に突入! ですが…、そこで気になるのがいわゆる「食べ合わせ」の問題。「ビールにスイカはNG」なんてよく聞きますが、実際のところはどうなんでしょうか。そんな疑問にメルマガ『森の診療所から始める 旅こそアンチエイジング』を配信する現役医師の宮田恵先生が答えてくださいました。
ビールと食べ合わせが悪い&良いおつまみは?
いつもメルマガ楽しく読ませて頂いています。
さて、夏になりビールが美味しい季節になりますね。 気になったのですが、ビールとの食べ合わせが悪いものってあるのでしょうか?
また食べ合わせのいいものもありましたら教えて下さい。
宮田先生の回答
食べ合わせの問題として食材の組成が似通っていたり、化学反応が起きてしまうのが問題です。さらにビールの泡は胃粘膜を刺激します。
ビールは一度に沢山の量を飲んでしまうのが問題。胃液を薄めたり胃の血流を低下させて、感染性腸炎(食中毒)のリスクを高めてしまいます。
ビールに揚げ物は定番ですが、鶏唐揚げや焼き肉はAGEがおおく、これは加齢促進物質です。その物質が吸収され体内にたまりやすい状況を作ってしまいます。つい食べ過ぎる状況は注意です。
有名なのはビールとスイカの食べ合わせです。利尿がつきすぎてよくないとの話しですが、さらに突き進めるとビールのプリン体摂取と果糖過剰摂取が誘因となる尿酸値、ダブルで上昇させます。スイカも一度に沢山食べてしまいますから適量を。
食べ合わせが良いのは冷やしていない薬味たっぷりのお豆腐や湯葉です。