フィリピン「暴言」大統領に忍び寄る、中国の黒い影

 

最近の中国は、習近平が言論統制を強めたり個人崇拝を煽ったりしていることから文革の再来とまで言われ、経済は下降し、政治は行き詰まる危険な状況です。国内ではアイドルグループに習近平を称える歌を歌わせ国内での波紋を呼んでいます。

中国で「文化大革命」再来とささやかれる背景を取材しました

今月12日に内閣総辞職した台湾の馬英九総統と習近平には、権力の確立が未完成で敵が多いなど、多くの共通点がありますが、彼らの政治環境は大きく違います。少なくとも台湾は民主主義社会であり、選挙で民意を問うシステムがありますが、中国は長い間独裁専制社会であり、民意よりも天意が優先されています。

昔は天意を司っていたのは皇帝でしたが、今は共産党の国家指導者つまり習近平です。そんな時代錯誤な社会にあるからこそ、毛沢東主義に回帰したいなどと勘違いしてしまうのです。

これまで親中的な態度を取った国はろくな目にあっていません。韓国は市場を中国に奪われると同時に対中輸出も激減、オーストラリアは中国人移民で溢れ、資源の対中輸出も急ブレーキです。BRICSの一角であるブラジルも資源輸出に大ダメージを受け、おまけに大統領は汚職疑惑で弾劾裁判が行われることになり、大統領の職務も停止となりました。中国に早くから進出していたドイツなどは、VWが危機的状況となり、ドイツ銀行は経営危機に陥っています。

ドゥテルテ氏も中国と近づくとろくな目に合わないということを、早く学んでいくべきだと思います。

続きはご登録のうえお楽しみください(初月無料です)

 

 

黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』より一部抜粋

著者/黄文雄
台湾出身の評論家・黄文雄が、歪められた日本の歴史を正し、中国・韓国・台湾などアジアの最新情報を解説。歴史を見る目が変われば、いま日本周辺で何が起きているかがわかる!
<<無料サンプルはこちら>>

print
いま読まれてます

  • この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け