ソニーは死んでなんかない。士業目線で見た、次世代に生き残る企業の条件

 

2.ソニーの「働き方」

日曜日に友人と遊びに行って、夕方くらいにもう今日の遊びはいいか……じゃあ、何しようか? そうだな……会社に行って、開発の続きでもやるか! 今つくっているのはさ……

なんて会話や行動が、ソニーでは日常茶飯事だったそうです。

今はアメリカのパタゴニアが同じようなワーキングスタイルで仕事に取り組み、世界的企業になっています。

福利厚生や、待遇のみで従業員を採用する時代はだいぶ前に終わっています。

もちろん条件が良い会社というのは魅力的ですが、働く人が求めるのは条件だけでなく、人間関係ややりがいなのです。

あなたも自分の会社のために一所懸命あなたを理解し、そしてあなたの目標、ビジョンに向かって仕事を進めてくれる社員は、ほしいですよね?

あなたの夢、目標達成のために社員が働く。尊敬する。

それを体現してきたのがソニーなんです。

士業・コンサルタントの特に「職員」「事務員」と呼ばれる人は、どうしても地味に条件のもと働く、というスタイルになりがちです。

でも、そんな事務員があなたのために一所懸命アイディアを考え、自発的に動き、働いてくれる。そんな組織ができたら、あなたはもっと自由になれるはずです。

ソニーの製品は、ソニーという会社が無機的につくってきたわけではありません。

「ソニーで働いている人たち」がつくってきたのです。

ソニーの人事が、どのような人を採用し、そしてどのようにイノベーションを起こす商品を作る人を教育してきたのか

特にコンサルを仕事にしている人、これから目指す人は、絶対にソニー人事の考え方はおさえておくべきです。

ソニーの「人」をつくってきたのは、制度やルールではなく、「人に対する考え方」です。

あなたの事務所や会社が、あなたの夢を実現するための行動をしてくれる。

そういう夢のような社員がほしい。そう思ったら、ソニー人事の考え方は最高なのです。

>>次ページ 世の中を変えてきたイノベーション

print
いま読まれてます

  • ソニーは死んでなんかない。士業目線で見た、次世代に生き残る企業の条件
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け