MAG2 NEWS MENU

見る前に跳べ。転職?独立?このまま残る?で迷った時は、こう考えろ

転職・独立など、新しいことに挑戦してみたいけれどもなかなか踏ん切りが付かない―。そんな時に役立つのが「経験者の思考法」です。無料メルマガ『ビジネス発想源』では、すべての迷える方々の背中を押してくれるような「考え方」が紹介されています。

まず環境を変えてみる

引越しをしたことがある人、転職をしたことがある人、独立をしたことがある人など、環境をガラリと変えたことがある人は、必ず体感しているはずです。「環境が変わると案外すっきりする」ということです。

「環境が変わる」ということは、変わる前はものすごく不安です。新しい環境に耐えられるかという不安もそうですが、今の環境を捨てて本当に正解なのだろうか、という不安もそれ以上に大きいでしょう。

その不安に耐えられない人が、いつまでも引越しできなくてそこに住み続けるとか、いつまでも転職できなくてそこで働き続けるとか、思い切った挑戦ができないまま現状維持を続けます。

でも、えいっと思い切って環境を変えてみるとつい先日まで思っていたような不安はかなり軽減されているものです。

もちろん、「これから大丈夫だろうか」という不安は大きいですが、「前の環境を捨てたことは正解なんだろうか」という不安のほうは、意外にそれほどでもないのです。それは案外、「すっきりした」とか「肩の荷が下りた」といった表現ができるぐらい、ものすごくあっけないものです。

例えば、勤めていた会社を辞めて、フリーランスとして独立したいと考えた時に、「今まであった定収入がなくなって、大丈夫だろうか」という不安がものすごくのしかかってきます。そして、意を決して会社を辞めてみて、1日目にまず感じることは、「さあこれから定収入がなくなったぞ……」ということより、「今まで通勤してた時間は何だったんだ?」ということなんですね。

確かに、すっぽり定収入がなくなったけれども、それは単純に、「自分の時間を売ってもらえてたものだったんだな……」ということに気がつくわけです。だから、定収入がなくなったという事実よりも、自分の時間が取り戻せたことのほうが、ものすごく大きく感じることになります。「定収入がなくて大変だが、時間は以前よりはあるぞ」という覚悟が、持てるようになるんですね。

いざ環境を変えてみれば、そんなものです。

意を決して気になる人に初めて会ってみた時とか、初めて海外旅行に行った時とか、初めてフリマに出店した時とかもそう。環境を変えること自体は結構すんなりいくので、「なんで今までやってこなかったんだ?」という気持ちのほうが大きくなります。

新しい挑戦をどんどん続けて実力をつけていく人は、こういうことが体感的に分かっているので、「まず環境を変えてみてから、その後を考える」ということを繰り返しています。

まずやってみる、まず行ってみる
まず買ってみる、まず会ってみる
まず変えてみる、まず捨ててみる

そうやって、まずちゃちゃっと環境を変えてから、「おー、環境を変えてみたらこういう感じなのか」という体験や情報を手に入れて、その後にどうするかを後付けしていくのです。

「いずれはやらなければならない」「いつかは実行しなければならない」と思っていることならばなおさらで、まずさっさとやってみればいいのです。チャンスが来たら環境が変わるのではなくて環境を変えたらチャンスが来るだけの話なのです。

 【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)

image by: Shutterstock

 

 『ビジネス発想源』(無料メルマガ)
<まぐまぐ大賞2015・総合大賞受賞> 連載3,000回を突破した、次世代を切り拓くビジネスパーソン向けの情報メディア。
<<登録はこちら>>

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け