暑くなると心配になるのが、お弁当の傷み。抗菌シートや保冷剤など、いろんな防腐対策をやってみるものの、イマイチ効果があるのかわかりません。そこで今回話題に上がったのが梅干し。梅干しは抗菌効果があるとのウワサですが、果たして本当なのでしょうか?「森の診療所から始める 旅こそアンチエイジング」の宮田先生にお答えいただきました!
Question
お弁当に梅干しって本当に効くの?
暑くなってきて、子供のお弁当が傷まないか気になります。 よく梅干しを入れておくといいと聞きますが、梅干しだけで大丈夫なものなのでしょうか。 また、どのくらいもつのでしょうか。
宮田先生の回答
毎日のお弁当づくりご苦労様です。 確かに夏のお弁当は気温湿度の問題から細菌繁殖の注意事項がいっぱいですね。
梅干しもある程度は効果がありますが、最近の梅干しは「ニセモノ」が多く(甘かったり旨味成分が入っていたり)、過信はできません。
地域によって気温・湿度はことなりますので目安時間もあてになりません。
1、 水分が多い食材は避ける。 ミニトマト以外の生野菜は入れない。
2、 ふたをする前によく冷ます
3、 食材そのものに抗酸化力のある食材を使用する
4、 ミニ保冷剤を同封する。 ケーキ屋さんで同封される保冷材を使用すると便利です。 最近はお弁当グッズも充実しています。
昔、おばあちゃんが漬け込んでいた紫蘇の色が濃い梅干し。 めったにお目にかからなくなりました。
自分で漬け込めればいいのですが……。
まずは知恵で夏をのりきりましょう。
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