七夕前に思わず「へえ〜」。子や孫と読みたい豆知識つき七夕絵本

 

子育てワンポイントアドバイス

昔から伝えられてきた物語は、私達に、道徳や原理原則などを教えてくれます。「人を困らせたり人に意地悪をしたりしてはいけません」と言われるよりも、そのような物語に親しむことで、道徳心は育まれるように感じますが、いかがでしょうか。

さて、難題を解決した者が長者や王様の婿になれるという昔話を「難題婿譚(なんだいむこたん)」と言います。

周りの人や動物などの助言で、難題を解決して、幸せに結婚…、ということが多いパターンですが、この話では、そうはいきません…。

それはどうしてだと思いますか? 天女に一目ぼれをした牛飼いの若者が、羽衣を隠すという、「人を困らせることをしてしまったから」だと私は思いました。

昔話や民話を読むことで、「善い行いをした人には良い報い、悪い行いをした人には悪い報いがある。」という、「因果応報(いんがおうほう)」を潜在意識にインストールできます。

余談ですが、この絵本の最後に、作者の稲田和子さんが「「天人女房」について」というタイトルで、「天人女房の起源」「日本のたなばた伝説」「『天人女房』にみえる古い民族」「世界中で人気の天人女房」「牛を犠牲に天に到達」「天の国と地の国」「二つの七夕星の距離」について書いているコラムは、とてもわかりやすくて「へぇ~~~!」と思うことばかりです。

この絵本を読むことで、

  • 七夕の伝説の1つを知る
  • 羽衣伝説や天女や七夕について詳しくなる
  • 人を困らせるのはやめようという道徳心が身に付く

など、七夕の知識や天体への関心や道徳心などが育まれます。

image by: Shutterstock

 

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