イメージの悪い「民泊」。でも利用してみたら予想以上に快適すぎた

 

キッチンには調味料、庭にはバーベキューセットもそろっているし、2階にいるホストに必要なものを言うと、ホットプレートもサーフボードも、何でも貸してもらえて、お店や病院の情報もすぐ聞けて、海から水着のまま戻って、庭で足を洗えるし、ホテルに宿泊するより何倍も豊かな海辺での休暇を過ごせて、しかも、その料金は…6人で利用して、なんと1泊1万円なんです。

そんな料金でいいの? と思ってしまいますが、人との出会いをたいせつに自分たちの持っているものの一部を提供することで、ホストに喜んでもらう。そして、ホストの感謝の気持ちに見合う収入も得られる…持っているものをシェアすることで、みんなが、生活も気持ちも豊かになるというシェアリングビジネスとしての「民泊」のすばらしい面を、娘の体験談から垣間見ることができました。

一方で、「民泊」を、ただ、自分が何もしなくても儲けられるビジネスと捉え、日本に不動産を購入する外国人が増える理由も分かった気がしました。たとえば、日本に不動産を持つ中国人が、中国人旅行者をターゲットにして中国語のサイトに「民泊」の登録をしたら…。私たちが知らないところで、民泊がどんどん進むわけです。

結局、新しい便利なシステムをどう使うか…は、使う側のの問題なのだと改めて思いました。

image by: Shutterstock

 

まんしょんオタクのマンションこぼれ話
マンションのことなら誰よりもよく知る廣田信子がマンション住まいの方、これからマンションに住みたいと思っている方、マンションに関わるお仕事をされている方など、マンションに関わるすべての人へ、マンションを取り巻く様々なストーリーをお届けします。
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