台風が関東接近。実は意外と知らない「台風情報」の正しい見方

 

正しい理解できちんと備える

気象情報を見たり聞いたりした時に、どれだけ正しく状況を理解できるか。その違いは、自身の安全に関わりますね。

上で「強い風」と「非常に強い風」をご紹介しましたが、例えば平均風速が10m/sから15m/sだとやや強い風」と言われます。風に向かって歩きにくくなり、傘がさせなくなります。「やや強い風が吹くでしょう」と言われたら、用意するのは傘ではなくレインウェアだ、ということになるのです。

風に限りません。雨や洪水などについても、注意報・警報の出る区域が細かくなっています。ずっと以前は都道府県を2つか3つ程度に区切っての気象警報・注意報の発令でしたが、それでは「自分には関係ない」と思ってしまうことも多々ありました。5年ほど前から、市町村単位に近い形で出されています。

テレビやラジオのニュースの中では、ある程度の地域をまとめて読み上げられますが、図などでよく確認しておくといいと思います。自分の住んでいる地域今居る地域で、どのような気象警報・注意報が出ているのだろうか、ということをまず把握するのが大事です。

また、例えば「大雨警報・注意報」「洪水警報・注意報」なども、細かくみると地域によって少しずつ基準が違います。地域の事情、防災計画に合わせて基準が定められています。そういうのも一度見ておくといいかもしれません。気象庁サイトからも確認できます。

気象庁|気象警報・注意報

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