台風が関東接近。実は意外と知らない「台風情報」の正しい見方

 

風と雨がセットで来るのが台風

台風だと、やはり「風」ですね。「強風域」や「暴風域」、「暴風警戒域」などよく似た言葉が並ぶのでわかりにくいかもしれませんね。

強風域」というのは,台風の周辺で平均風速が15m/s以上の風が吹いているエリアのことです。15m/s以上となると、風に向かって歩けなくなり、物も飛んでくる可能性が高まっている状況です。ただ、「25m/s未満も強風域なので、実際にはかなり風が強い可能性もあります。

暴風域は平均風速25m/s以上です。ここまでくると「屋外での行動は極めて危険」とされています。家の中、建物の中に避難する、ということが基本になります。

暴風警戒域」は、予報に関連する言葉で、台風の中心が予報円の中を進んだら、このエリアで暴風域になるだろう、というエリアです。

また、これらは全て「地形を考慮してない」というところもポイント。山や谷など風の強さが変わる要因は色々あります。またビルの隙間など、普段からビル風が強くなるところはさらに強くなると考えたほうがいいでしょう。

見聞きする気象用語、具体的なイメージを持って理解して、備えを万全にしたいですね。

気象や防災の用語や基準などは、災害が発生するたびに、次の災害を防ぐために見直されることがよくあります。5年前、10年前の知識では勘違いしてしまう、ということもあります。時々でもいいので、気象庁や住んでいる地域の防災関連情報を確認して、情報や知識を最新版にしておくのが大切ですね。

気象庁|気象警報・注意報

image by: Shutterstock

 

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