嵐の前の静けさ。なぜ中国は、尖閣での挑発をやめたのか?

 

彼らはまた戻ってくる

というわけで、日本を震撼させて大きな危機は、いったん去りました。しかし、彼らは必ず戻ってきます

RPEでは、08年9月出版の『隷属国家日本の岐路』(ダイヤモンド社)で「尖閣から日中対立が起こる」と書いて以来、一貫して警告を続けてきました。特に12年11月、中国がモスクワで「反日統一共同戦線」戦略を発表して以降、私は「戦争中」という意識で暮らしています。なんといっても中国は、「日本には、尖閣だけでなく、沖縄の領有権もない!」と宣言しているのですから。

※証拠はこちら
反日統一共同戦線を呼びかける中国

ですから日本は、「彼らはまた必ず戻ってくる!」と自覚し、準備を怠らないようにしなければなりません。その一歩は、「反日統一共同戦線」の記事を丸暗記すること。次のステップは、『中国4.0 ~暴発する中華帝国』(エドワード・ルトワック)を熟読することでしょう。

「終戦記念日」が終わったばかりですが、残念ながら「新たな戦いもう始まっています

 

 

ロシア政治経済ジャーナル
著者/北野幸伯
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