高城剛さんが読者からの質問にお答えする、メルマガ『高城未来研究所「Future Report」』のQ&Aコーナー。今回は「アトピー性皮膚炎のステロイド治療」に疑問を感じている方からのお悩みです。2014年時点でアトピー性皮膚炎に苦しむ患者さんは全国に45万人以上いるとされていますが、多くの方は病院でステロイド剤などの対処療法を受けるに留まっています。この現状に、高城さんも少なからず疑問を感じているようですが…。
アトピー性皮膚炎を治すために今やるべきことは何でしょうか?
Question
子供の頃に悩まされていたアトピーが数年前に再発し、生活習慣を見直して改善に努めています。
しかし、どうしても普段の生活に支障が出る程の症状をそのままにしておくこともできず、最近は病院を転々としています。
なぜ転々としているかといいますと、どこへ行っても同じステロイドの投薬しか治療法は無いと言われてしまい、更にアトピーは一生治らないとまで言われてしまうからです。(診察もせずに、副作用の説明もなく、ポイポイと投薬するだけの医者ばかりで悲しくなります)
医者に従っていてはいつか副作用で体がボロボロになり、打つ手もなく手遅れになることは間違いありません。
そこで民間療法もたくさん試したのですが、なかなか効果的なものに出会えておらず、高城さんならアトピー治療の海外での最新動向もご存知ではないかと思い、私がアトピーを治すために今やるべきことを知りたく質問させていただきました。
どうぞよろしくお願いします。
高城剛さんの回答
日本の医療は、基本的に紋切り型の対処療法しかなく、それ以外のアプローチどころかアイデアを出すと、「白い巨塔」から追い出されてしまうんです。
場合によっては、廃業に追い込まれますから、余計なことはやりませんよね。
このあたりは、芸能界とも似ているように感じています。
だからといって、海外の医療機関に頼れば、画期的な方法があると思い込むのも、良いことではありません。
また、代替医療は時間がかかる上に、ステロイドと併用していると効果がありませんし、かなりの時間を要します。
ですので、どんなに大変でもステロイドを止め、少しの時間を空けてから代替医療にじっくり臨まなければ、効果がないのです。
周囲を見ていると、半年ほど期間を空けたあと、刺絡療法を受けている人は、かなりの効果がみられます。
特にいままでのステロイド投薬量が少なければ少ないほど、効果があるようですが、数ヶ月は大変な思いをするのも間違いありません。
どちらにしろ、長い時間かけて治す気骨が重要で、その間に言い訳同然にステロイドに手を出してしまう自分との戦いなんです。
ご質問にあります「私がアトピーを治すために今やるべきこと」は、このご決断だと思います。
image by: Shutterstock
著者:高城 剛
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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