呼び方を間違えただけで罰金1千万? 日本より「不自由な国」アメリカ

 

で、ちょっと話は飛びますが、「アメリカ合衆国」を指して、よく「自由の国」と言います。

世界は広く、確かに飢餓の発展途上国や、いまだに封建制度のある国、内戦の国の国民から見ると、家柄も関係なく仕事のチャンスを与えられ、地雷を踏む必要もないこの国は「自由の国」だと思います。

でも、世界でも稀に見るほど恵まれた「日本」の日本人からすると、ホント、不自由きまわりない国です。

もちろん差別だってあるし、犯罪に気をつけなきゃいけないし、なにより滞在する為のVISAに縛られます。「自由な国」だと思って日本から渡って来た人は、こんな不自由な国だとは思わなかった!とよく言っています。 本当によく聞きます。

もし、来るのなら、そのあたりは覚悟をして来た方がいい。 日本ほど、自国民に優しい国はない。

確かに、前述したように「性同一性障害」の方にしてみれば、日本ほど、近所の目など、いわゆる「世間体」を気にしなくていい。 そのあたりは日本より確かにずっと「自由の国」だと思います。

でも、その「自由」を犯した場合。 自己責任としての責任の取り方も、前述のとおりハンパないです。 国が個を守ってくれるどころか、行政が個を攻撃します。それを踏まえての「自由の国」—。

結局、「自由」なんて、そんな甘いものじゃないんだなぁと感じる今日この頃です。

image by: Shutterstock

 

NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』 より一部抜粋

著者/高橋克明
全米No.1邦字紙「WEEKLY Biz」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ400人のインタビュー記事を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる
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