「ゆとり」と「さとり」
どちらかというと「ゆとり世代」は、ゆとり教育を受けて育った若者たちを大人が見下げて使う言葉だったが、逆に「さとり世代」は、若者から生まれてきた開き直りとも言える言葉である。
彼らは小さな規模での生活を望んでおり、そのために無駄な物(人間関係も含む)をなるべく持たない、という事を重要視しているんだろう。
こんな「さとり」までに開いた若者と、扇子や札束振りかざし、「地球の自転は私のため」で生きてきたバブル世代の考え方が、この2015年に合うはずがない。
地球の自転は「世代」の風。
感じることは、人の心や価値観は時代と共に変わっていくが、「自分より下の世代」は彼らなりに時代を感じ、時代にならい、時には逆らいながら生きているのだ。
各世代から見習うべき良い面は見習いながら、社会全体が成熟していく事。
今の日本にはこれが求められているのではないだろうか。
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