しなければならないこと、やるべきことがあるのに、不安に苛まれてなかなかはじめの一歩が踏み出せない…。「もう歳かな」などという思いがよぎってしまうこともありがちですが、ご安心ください。無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』の著者で心理カウンセラーの吉田こうじさんが、「不安から抜け出し行動を起こすための5つのステップ」を伝授してくださっています。
不安から抜け出し行動を起こす5つのステップ
今回は、やるべきことがあるにもかかわらず、不安にとらわれてどうにも動けないとき、その不安から抜け出し行動を起こすための5つのステップをご紹介します。では、早速いってみましょう!
1.不安をそのまま受け入れる(受容し共感する)
これはいわゆる自己受容です。
不安に感じている気持ちをそのまま「そうだよね~不安だよね~」「大丈夫、不安なのはわかっているから」「不安を感じてもいいのよ」と、できれば実際に言葉に出しながら、優しく受け入れてみます。
この際にフォーカシングをするとより効果的です(フォーカシングについてはググってみてください。僕の心理学勉強会でもよく扱っています)。
不安を抑圧すると拡大しますが、受け入れると縮小します。不安の感情を感じたら、ゆっくりと優しく受け入れていきます。
2.落ち着いてきたところで不安の感情を感じる代わりに「本当はどうなりたいのか?」を実際に声に出す
受容し共感し続けていると、ふっと心が軽くなる感じに気づけるはず。
心が軽くなったことを感じたなら、今度は「本当は不安を感じる代わりに、今、どんな感情を感じたいのだろう?」と自問します。出てきた答えを実際に言葉にしてみましょう。
「本当は◯◯な気持ちになりたい!」
この時、勇者のポーズをとるといいですね。両足は肩幅よりちょっとだけ広げにして、両腕を空に向けて伸ばし、顔も45度くらい上を向いて、さらに笑顔で言ってみるのです。せっかくなので、5回以上は言ってみることをお勧めします\(^o^)/
3.なりたい状態が実現したことをリアルに想像し、実現した状態に感じるであろう感情を味わう
勇者のポーズをとっても取らなくても、実際に声に出せなかったとしても、このプロセスはしっかりやってみましょう。「なりたい状態が実現したらどんな気持ちになるだろう?」と自問し、その状態の感情を十分に感じてみるのです。
きっと体がポカポカしたり、エネルギーが湧いてくることを感じると思います。
※なお、3がなかなかできない場合は、1番目に一度戻って同じ手順を繰り返します
4.なりたい状態を十分に感じてエネルギーが高まってきたと感じたら、とりあえずできることから行動を起こす
エネルギーの高まりを感じたら、いますぐできることからまずは行動してみます。緻密にゴール設定をするようなものよりも、「とりあえず」で始められるものがいいでしょう。
5.1時間やり続けたら一旦お休みする
取り組む内容にもよりますが、1時間程度続けたら、一旦、休憩してみます。もちろん気分が乗っているなら続行して大丈夫です。
以上が5つのステップです。もし、やるべきことがあるにも関わらず、不安に取り込まれて動けない…、こんな時には試してみてください。
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