豊洲新市場の土壌汚染問題で暴かれた“盛り土問題”。これを受け、小池都知事は「間違った情報を与えることは、都政の信頼回復に逆行する。全都庁の職員を粛正したい」と強い口調で語ったことは記憶に新しいところ。今回のメルマガ『異種会議:戦争からバグパイプ~ギャルまで』では、この問題が発覚する少し前、著者の加藤健二郎さんが、東京都庁の幹部職員さんたちとおこなった雑談会の模様を報告。匿名で語る都の職員さんたちは、ぶっちゃけ小池都知事のことを本音ではどのように思っているのでしょうか?
東京都庁職員の都知事観
東京都庁の幹部職員さんたちを含むファミ飲み雑談会にて。官公庁の職場は完全禁煙のところが多く、非喫煙者は、ちょっとした煙でも喉がイガイガしたりと敏感になっている人が多く、喫煙席と禁煙席が完全分離されている店を希望ということで、居酒屋系はダメ。ファミレス=ファミ飲み、ということになった。
今回の都庁職員さんたちは、石原都知事や舛添都知事の側近として勤務したことがある人を含み、話は、都知事観になった。
「都知事が、真剣に都政のことを考えていろいろな政策を出しているのか、自分のパフォーマンスのために注目されてるテーマに飛び付いているのか、職員の側としては、ここを見るんですよ」と。
もちろん、すべてがこっちとかあっちではなく、それぞれの発言や政策によっていろいろあるわけだが「石原慎太郎は、都政を真剣に考えていた」というのが今回メンバーのほぼ一致した意見。「舛添さんは、最後なんか特にパフォーマンスが下手すぎたよね」と。猪瀬氏に対して、そのとき都知事の側近を担当した人がいなかったためか、あまり感想は出なかった。石原氏と舛添氏に関しては「都政をマジメ考えての行動がちゃんと多く、パフォーマンス性重視ではなかった」と。