【ステマなし】パナの冷蔵庫が家電コンシェルジュの心に響いた訳

 

パナソニックは「おいしい7days」をキャッチフレーズに、冷却スピードをアップさせた「微凍結パーシャルルーム」を上手に使いこなす提案をしています。微凍結パーシャルというのは、-3度で食材を保存するもので、肉や魚などの生鮮食品も1週間保存が可能です。まとめ買いした食材を冷凍することなく新鮮に保存できるのですね。

しかも今回、とてもおもしろい提案をしていると思ったのが、きんぴらやひじき、切干大根などの煮物、肉じゃがなど、常備菜(=作りおきのおかず)も微凍結パーシャル室に入れておけば、1週間もつので、上手につかってくださいね、というもの。

こうした作りおきのおかずは昔から「あともう1品」という時の助け船、お弁当の1品として重宝されてきましたが、いくら冷蔵庫に入れておいたからといって1週間日持ちするわけではありません。途中で火を入れて温め直したり、今ならレンジ加熱をする必要があったのですね。

それを微凍結しておくことで、ぐんと長持ちさせ、お弁当にもそのまま入れらるという便利さ。チルドルームやパーシャルルームというのは、まとめ買いしてすぐのころは満杯でも、週の後半には隙間ができ、ついには空っぽになってしまうこともありますが、常備菜を保存しておく部屋として提案することで、いつも便利にムダなく使えるという点がとてもいいと思ったのでした。

センサーで食材が投入されたことを検知して、急冷させるなどの技術があるにせよ、こうした「おいしい7days」のような、毎日の暮らしが何だかとても便利で楽しいものになるというような提案がないものは、生活者の心に響かないように思うのです。

だって、今回の発表会に出た後は、「常備菜を作ろう!」「常備菜をきれいに保存しておけるような保存容器を買おうかな」などと、思ってしまったほどですから。

そのほか、ナノイーの力で低温障害を防ぎ、バナナが黒くならない野菜室も素敵です。野菜室のケースを透明にし、底面にはステンレスプレートを敷いて、お手入れを簡単にしているところなども含めて、今年のパナソニックの冷蔵庫は本当にいいなと思いました。うーん、買い替えたい!!!

シャープの冷蔵庫の提案もとてもユニークで素敵なのですが、その話はまた次回に。

パナソニック 冷蔵庫

(神原 サリー)

image by:Shutterstock

 

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