嗚呼、カン違い。SNSの「リア充自慢」は思わぬ転落を招く

 

本当に自分の好きな店があって、「これは私が本当に好きな店です」と紹介するのは、それは決して悪いことではありません。しかし、「自分の好きな一流店を紹介していく」というその自分の博識ぶりを披露したくて、その披露のために一流店に行く、というようなことをやりだしたら、終わりです。

それは相手のための情報ではなくて、自分のための装飾です。自分を飾り立てるために時間を使い、その店や知り合いを利用するということです。そのような意識の人に人はついてきません。何パーセントの読み手は騙せても、どんどん人は離れていきます。「私がお勧めする店を紹介します」と言いながら、その「私」がどんどん廃れていってしまっているから、まったく情報になり得ないのです。実際、それが100回続いたとして、その100回分をまとめたものを改めて見てみると、単なる個人的日記のようなものになっていて、全体的には何の価値もないことが分かります。

情報発信を考えるというのは、そういう方向に走ってはいけない、ということでもあります。自分の一流自慢がコンテンツになる、という考え方は、三流以下のコンテンツ企画力です。起業したばかりの人、情報発信を始めたばかりの人などはまず、この思考に陥らないようにして下さい。

では、起業したばかりの人、これから情報発信を始めるという人は、どんなコンテンツを発信するといいのでしょう?

【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)

  • 自社が毎日1回情報発信を行い、それを365日続けて365回分を1冊の本にまとめるとする。どのような情報を発信するといいか、ノートにまとめる。
image by: Shutterstock 
 
 
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