また学校側の隠蔽。原発避難いじめでも明らかになった教師の無能

 

これが、今の実態です。文科省は「学校が重大事態と認識せず」と言っていますが、これは明らかに「学校による隠蔽」でしょう。自治体に指導をしていても、このようなことが実際に起きているのです。いじめ防止対策推進法が守られていないケースが少なからず存在するということを、文科省自身が認めているならば、実効力を伴った対策が必要なのではないでしょうか。

道路に信号機を設置しただけでは、交通事故はなくなりません。違反者を罰したり、取り締まりを強化したり、具体的な対応をしなければ、改善していかないことは、誰でもわかっていることです。いじめ防止対策推進法も同じです。いじめ防止対策推進法を制定しただけでは、いじめはなくなりません。同じように、違反者を罰したり取り締まりを強化したり、具体的な対応をしなければ、何の効果も発揮しないのです。

いくら現場の教師から「俺たちを信用できないのか」という声が上がったとしても、現に違反者がいるのなら、それに対処できなければいけないはずです。文科省も現状を認識しているのなら、より具体的な対応策を立ててもらいたいものです。

私達も、このいじめ防止対策推進法が、順守され、いじめ防止により効果があがるよう、今回の事件のように、隠蔽する学校・教師への処分を明確にするように、求めていきたいと思います。ぜひ、皆様のご協力をお願いいたします。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和

image by: Shutterstock

 

いじめから子供を守ろう!ネットワーク
「いじめ」と学校の「いじめ隠ぺい」から、子供たちを救うための、父母によるネットワークです。いじめの実態やいじめ発見法、いじめ撃退法、学校との交渉法、いじめ相談などを掲載します。
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