【環境汚染】地球は人間ごときに汚されるほどちっぽけな存在ではない

 

まず環境汚染だが、人間が汚染できる環境は、大気、水質、土壌などで、その中でも大気がもっとも汚染されやすい。というのは、水と大気とを比較すると大気は水に対して同じ体積で1000分の1ぐらいだから、水を汚すより大気を汚染させる方が1000倍も容易だ。だから歴史的には時々、大気汚染が問題になる。

1953年のロンドンスモッグでは12月の4日間で4000人が死亡し、翌年3月までに1万人が犠牲になった。

石炭などによる大規模汚染だったが、それはこの年だけで、地域もロンドンに限定されていた。世界的に有名な大気汚染はアメリカのロサンゼルス・スモッグ、東京の光化学スモッグ、四日市ぜんそく、そして北京のPM汚染などだが、いずれも長くても10年、地域は「都市に限定されていて、「イギリス・スモッグ」などと国の名前を冠した汚染(国単位の大気汚染は発生していない

つまり人間が使う物質の量は余りにも少なく、もっとも汚れやすい大気すら「ある都市を数年間」だけ汚染できるに過ぎない。それを大げさに言うから今にも地球が汚染されるように感じるし人を脅して儲ける人が後を絶たない

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