匿名X氏「私だけの意見ではそう簡単に通りませんが、議題には挙げたいと思います。高齢ドライバー講習はもっと数を増やすべきだという話は良く出るのですが、中々重い腰を上げないんですよね。結局は任意での講習になってしまいますので開催したとしても実はあまり集まらないのが現実だったりしてます。各自治体単位で開催されているようですが、参加者が少ないという報告も上がってきています」
吉田「強制にしないと参加者が増えないってことですが……うーん、一番厄介な部分ですね」
匿名X氏「高齢ドライバーの最大の問題点は、免許取得して人一倍長くクルマを運転しているし、それなりの長いキャリアがあるから、運転技術は若い者よりも上だと勝手な判断する方々が多いからなんですよ。私たちとしての考えは、反応力と判断能力のスピード低下を懸念しているわけなんですね。ですが、高齢ドライバーの方々はそれなりにプライドも高く、聞く耳を中々持ってくれないんです……」
吉田「確かにお年寄りの……特に男性が運転するほうが自信過剰満々なドライバーが多い気がしますね。なんなんでしょう、あの自信は(苦笑)」
匿名X氏「やはり運転免許取得歴が長いのだけが自信の表れなんだと思いますよ。でも、老化と共に反射神経や動体視力は確実に鈍っていきます。当然視力も落ちるわけですし、それでも運転してきた長いキャリアだけが自信へと繋がってしまい、その結果プライドの高さが際立ってしまうようになっていったと推測できますね」
吉田「高齢ドライバーその方々にも面倒な人が存在しているってわけですね」
匿名X氏「ですね。実際交通取り締まりで検挙された際も一悶着発生することが多いのも男性高齢ドライバーだったりします。女性高齢ドライバーは謙虚ですけども……」
吉田「アクセルとブレーキを間違える、前進と後進のギアを間違えるのも高齢ドライバー特有のミスじゃないですか? あれって具体的にどのような状況下で発生しているんですか?」
<次回へ続く>
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