キタムラのプリントの不振とSNSの台頭はリンクしています。例えばフェイスブックの日本語版は2008年に公開されています。フェイスブック社によると、2008~2015年の利用者数は年間ベースで一貫して増加しています。キタムラのプリントは2008年以降、右肩下がりで低迷していきました。
現在は写真共有SNS「インスタグラム」が大きな成長を見せています。スマホなどで写真を撮って手軽に友人と共有することができます。写真をプリントする必要性は著しく低下しているといえます。
キタムラは時代の変化に対応しきれずにここまで来てしまいました。今回発表の大量閉店は避けて通れない道だったといえるでしょう。市場規模に対して過剰な店舗数だったといえます。
事業構造改革によりキタムラは復活できるのでしょうか。今までにない、新しい写真の楽しみ方を提案できるかがカギとなりそうです。
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