このままだと、老齢基礎年金額はいくらか。
平成29年度老齢基礎年金満額77万9,300円。
779,300円÷480ヶ月×{161ヶ月+192ヶ月+(24ヶ月÷8×7)+(34ヶ月÷2)}=779,300円÷480ヶ月×391ヶ月=63万4,805円(月額5万2,900円)
よって、65歳からは老齢厚生年金50万円+老齢基礎年金63万4,805円=113万4,805円(月額9万4,567円)となる。
さて、まだこの女性は65歳まで5年くらいありますよね。だから何とかまだ年金は増やせます。
まず、過去10年以内(今月からであれば平成19年3月以降の間)の免除(4分の1免除の16ヶ月と全額免除の34ヶ月)の部分の保険料を納める(免除部分を納める場合を追納という。年金事務所で追納用の納付書を発行してもらう必要がある)。
なお、直近5年以内である、平成24年3月から平成26年3月までの25ヶ月間の未納期間は、国民年金保険料の「後納」という措置で老齢基礎年金を増やせますが、とりあえずこの記事では省いています。
● 国民年金保険料後納(日本年金機構)平成30年9月までの措置
追納する場合は一番古い部分から納めないと、返金されてしまうので注意(返金は還付請求書が年金事務所から送られてくるので、自分で請求しなければならない)。
3年度以前の保険料を追納する場合は、当時の保険料に一定の加算金が付く為、当時よりやや多めに保険料を支払わなければならない。
● 国民年金保険料平成28年度追納額(日本年金機構)
そして、今月(平成29年3月)から65歳到達月の前月(平成34年1月)までの59ヶ月国民年金に再度加入する(任意加入)。
※ 参考
一応、任意加入と共に国民年金基金に加入する事も可能。