ペットみたいな愛おしさ。ポーランド人が描く「昭和な東京」風景

2017.06.09
by erihiro(まぐまぐ編集部)
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日本人にとっては何でもないごく普通の光景でも、海外からやってきた人には魅力的に見えたりすることもあります。今回は日本の古い町並みに魅了されたポーランド人が描いた東京の商店街をご紹介したいと思います。

ポーランド人が描く東京の建物は新鮮

あの映画「君の名は。」の背景美術スタッフとして、また数多くのアニメーション作品にも関わる映像クリエーターとして東京で働くポーランド人のMattōさん(Mateusz Urbanowicz)は、2013年に東京へ引っ越した際にあまりにも古い建物が多くてびっくりしたそうです。そして、自分で撮りためた写真から数枚を選び、「古い東京の店のイラストシリーズを作りました。

中華料理屋(高田馬場)/ 『MIYOKE(自転車屋)』(神楽坂&吉祥寺)

 

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『ヤマネ肉店』(日暮里)/ 『鶴屋洋服店』(神保町)

 

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『コバヤシ理容室』(三番町)

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『中島屋酒店』」(目白)/ 『キッチンククゥ』(吉祥寺)

 

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すべて水彩画です。色使いが鮮やかでとても新鮮ですね!
 
なぜ東京をイラストにしようと思ったのでしょうか?という問いに、Mattōさんは、「来日したのはいまから7年以上前ですが、それからずっと毎日発見の連続です。特に、日本のとてもシンプルなものから感じ取る”ちょっと変なノスタルジックな雰囲気”が大好きなんです。私は日本人ではありませんが、東京を歩き回っていると、時々強い感情がこみ上げるんです。だから、その気持ちをこのイラストで伝えようと思ったんです」と答えます。
 

寿司屋『乃池』(谷中)

 

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 さらに、「高層ビルが立ち並ぶなぶモダンな都市の中でも、まだ古いお店が愛され、気にかけているという事実が、好きなんです。日常の中で、歴史と個性に溢れた場所をもっとみたいですね!」と東京の街に興味深々。
 
最後に、東京の次はどこを描きたいと尋ねたところ、「やっぱりまだ東京に興味がありますね。面白い建物や場所に溢れていますから。有名な観光スポット以外にも視野を広げてみると、”本物の宝石“のような場所を探し出せると思います。まわりを注意深く、街を見回してみるといいかもしれませんね」とMattōさん。東京に対するあくなき探究心は続くようです。
 

 

 

Mateusz Urbanowicz
1986年生まれ、ポーランド出身。現在、アニメクリエーターとして東京で勤務。

Mattōさんの公式サイト / Instagram

 

 

 

※本記事はジモトのココロに掲載された記事です(2017年3月15日)

 

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