Tさん:何年も前にしました。が、上からは”そんな意見通るわけないだろ”と一喝されて終了でしたね……。
吉田:ただ面倒なだけなんでしょう。上司っていう生き物はこれだから……。
Tさん:私と同僚の2人でプランを説明したんですけれども、明らかに面倒臭そうな顔をされました。なぜそのアイデアが出てきたか言いますと、仕事がオフの時に環七を走ってオートバックスへクルマのパーツを買いに行ったんですね。その際、陸橋を登っているところを後ろから白バイ隊員に追尾され、29kmオーバーで御用になったんです。私も原付のメーターを見ると60kmを遥かに超えていたので……恐らく70kmぐらいは出ていたと思うんですけど、赤切符で罰金刑にすると自治体に反則金が回らないことを分かっている白バイ隊員も多いから29kmにしてくれていたのはその場で理解できました。私も警察官になってから同じ警察官に交通違反で検挙されるのが初めてでしたので、どんな対応すればいいのかドキドキしながらいたんですけどね。
吉田:同じ警察官だから見逃してくれとか哀願はしなかったんですか?
Tさん:そういうことをするのはそれなりの役職就いている連中だけですよ。私みたいな下っ端は絶対やりません(苦笑)。
(次回へつづく)
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