そして2ヶ月ほど前、朝の混雑した通勤電車内で1人の男(白人)が2人の少女(イスラム系と黒人)に差別的な暴言を浴びせ、見兼ねた3人の乗客が止めに入ると男は逆上し、ナイフを振りかざし、3人の首を刺し2人が死亡する事件が勃発。
この事件は、ポートランドのダークサイドが再び浮上してきたことを知らしめています。
政党色のない米国の非営利団体、公共宗教研究所(PRRI)が5万人を対象に実施した「アメリカン・バリューズ・アトラス(米国人の価値観調査)」によれば、米国の大都市圏で住民の信仰心(=キリスト教)が最も薄い場所は、ポートランドだと発表しました。
街中を歩くと、ホームレスのほとんどが白人であることに気がつきます。
そして、彼らはキリストも政治も信じていないことから、この街に数多ある新興宗教に救いを求めているのが、現在のポートランドの真実なのです。
この街を歩けば(引いては米国全体が)、ダークサイドに突入したのを実感します。
米国は、B面へと移り変わったのです。
image by: photo.ua / Shutterstock.com