金正恩をイラッとさせた、トランプ氏「北のロケットマン」発言の罠

 

怒りの金正恩

さて、トランプの国連演説に激怒した金正恩は、初めて「自分の名で声明を出します。

<北朝鮮>正恩氏「超強硬対応」 太平洋で水爆実験を示唆

毎日新聞 9/22(金)11:41配信

 

【ソウル米村耕一】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は21日、米国のトランプ大統領の国連演説に強く反発する「国務委員長声明」を発表した。

 

声明は「世界の面前に出て私と国家の存在そのものを否定し侮辱した」と批判、「わが共和国を無くすとの宣戦布告を行った以上、われわれも相応の超強硬対応措置の断行を慎重に考慮する」と威嚇している。朝鮮中央通信が伝えた。金委員長がこうした声明を発表するのは初めて。

「わが共和国を無くすとの宣戦布告を行った以上、われわれも相応の超強硬対応措置の断行を慎重に考慮する」だそうです。「超強硬対応措置」とは何でしょうか?

聯合ニュースによると、国連総会出席のためニューヨークを訪問している北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は、声明にある「超強硬措置」に関する記者団の質問に「おそらく水素爆弾実験を太平洋上でやるということになるのではないか」と語ったという。核弾頭を装着した弾道ミサイル発射実験を示唆したものとみられる。

「水爆を乗せた弾道ミサイルを、太平洋にぶっ放す」ということでしょうか。

金正恩は「マッドマン」

トランプも負けていません。翌22日。

トランプ氏は自身のツイッターに「飢える国民を顧みない、明らかにマッドマン(狂人)のキム・ジョンウンは、これまでになく試されることになる」と書き込んだ。
(毎日新聞9月22日)

「ロケットマン」の次は、「マッドマン」だそうです。

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