【地震予測】この後、次々的中、週刊MEGA地震予測の創刊当時の貴重なインタビュー

 

-JESEAさんでは地震予測だけではなく、火山噴火の予知も行なっていらっしゃいます。過去の大地震の際、連動して火山の噴火があったと言われていますが、東日本大震災に連動して起こるような噴火の予兆は今のところあるのでしょうか。

過去、マグニチュード9以上の地震のあとには100%の確率で火山の大噴火が起きていますが、現在のところは国内の各火山が大噴火するような兆候はありません。

ただ、小笠原諸島で新島ができたり桜島が観測史上最大の爆発的噴火を起こしたりしていますよね。あれはずいぶん離れてはいますが、プレート単位で見るとフィリピン海プレートの東と西なんですよ。なので、フィリピン海プレートの動きが活発化してきたというふうに見て取れるんですね。鳥島でも先日地震がありましたし、私たちのデータでも硫黄島などでも異常値を観測しているので、フィリピン海プレートがおかしな動きをしているとは言えると思うんです。

そうは言っても変に不安をかきたててもいけないわけです。ですから私たちは常にデータを示して、「こういうデータが出ていますから注意してください」という言い方をするんですね。そういう意味では今、データから見て警告を発することができるのは南海エリアだけです。静岡や箱根、三浦半島や房総半島でも異常値は出ていますけれども、今すぐフィリピン海プレートの相模トラフを起因とする大地震が来るとは言えない。だた、かなり注意深く見ていく必要はあると思っています。

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橘田寿宏さん

-では、メルマガのことについてお聞きします。どうしてメルマガという媒体を選ばれたのですか?

最初はアプリケーションという形も考えていました。だけどアプリだと自分から見に行かなきゃいけないですよね。ポップアップっていう方法もありますけれどそれはアラートであって、たとえば気象系のアプリでしたら「大きな台風が近づいている」とか、あるいは地震があった後に震度を伝えたりということはアラートでもいいと思うんですが、「地盤がこれだけ動いた」って毎週毎週アラートを出すわけにもいきません。その点を考えると、毎週手元に届くメルマガというのは我々の事業に合っていると思いました。

-そんなメルマガを、どんな人に読んでほしいですか?

まずは大地震が来るだろうといわれている南海エリアにお住みの方、それから東南海・東海、いわゆる太平洋に面した場所に住まわれている方。さらに関東大震災が起きた首都圏、新潟や福井、岐阜、北海道の十勝や釧路といった過去に大きな地震があったところはもう一度起こる可能性があるわけですので、そういった場所の方にも読んでいただきたいですね。

-最後に、読者にメッセージをお願いします。

私たち地震科学探査機構は、地盤のデータを分析して異常値が出ている場所に関しては地図上にアラートをつけてお届けしています。さらにデータに基づいて予測される地震や火山の噴火については文章にして配信しています。

究極の目的は、皆様に生命を守っていただくことです。もちろん普段から備えなどはなさっているとは思いますが、私たちの地震予測を見てお住まいの地域で地震が起こる可能性が出てきたとなった時に、さらに気を引き締めるということに役立てていただきたいと思っています。

メルマガの価格ですが、「中高生でもお小遣いで購読できる」ことを念頭に置き210円に設定させていただきました。ですから、より沢山の方にお読みいただきたいですね。私たちは国から予算をいただいているわけではなく、すべてをこのメルマガの購読料だけでやりくりしています。実は今はほとんどボランティアなんですね。ボランティアって長続きしないじゃないですか(笑)。そんなわけで、未来永劫にこの活動を続けられるように一人でも多くの方に購読していただきたく思っています。皆様の購読料でこの事業は成り立っていますので、ぜひよろしくお願いします。これに尽きます。

日々我々は「こういう解析をしたらもっと精度が上がるんじゃないか」ときちんと努力しているんです(笑)。事実、確実に精度は上がってきていると思います。ですから「なんだ、当たらないじゃないか」とおっしゃらずに、長い目で見ていただきたいと(笑)。かなり当たっている方だと思いますけどね。

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