スマホ厳禁。10月21日のオリオン座流星群を楽しく観察する方法

 

今度は持ち物や見るときの注意を書いてみます。

まず、持ち物について。今回はオリオン座流星群ということで、目印となる星座はとてもわかりやすく、ほとんどの場合は必要とならないかもしれませんが,せっかくなので他の星座も探してみましょう。

ということで「星座早見盤」があるといいですね。市販品で買っても1,000円前後で安いものですが、もしお子さんやお孫さんとご覧になるというのでしたら、先に一緒に工作してみるのはいかがでしょう? JAXAが教材用に型紙を用意してくれています。

星空を身近に感じよう 星座早見盤

印刷して厚紙に貼るなどして作るといいでしょう。星座早見盤も、一等星だけのもの、主な星だけのもの、星の数が多いものと3種類あります。簡単な星座だけ探すのなら、2番目のものが、空と見比べやすいかもしれません。

スマホのアプリでもあるのでは? と思われるかもしれませんが、基本的にスマホは星空の元ではしまっておきましょう。というのも、スマホの画面は明るすぎて、星を見るのに邪魔になってしまうのです。

流れ星を見るときには、暗い流れ星でも見えるように、しっかりと暗闇に目を慣らしましょう。瞳孔が開くと暗い星も見えるようになりますが、瞳孔が開くのには時間がかかります。でも、元に戻るのは一瞬です。少しでも明るい光が目に入るとまた一からやりなおしです。スマホは絶対に使わない。これは大原則です。

でも、暗闇で歩くのは危険…そうですね。懐中電灯やライトの類は、赤いセロハンやビニールテープで減光しておきましょう。赤の光はあまり影響しませんので、それなら使っても問題はありません。

場所によっては他に観測していたり、写真を撮影していたりする人もいるでしょう。他の人の邪魔にならないように、しっかり赤色で減光しておいてください。スマホももちろん、LEDライトであちこち照らし回ったり、空に向けたりというのも他の人の迷惑になりますので気をつけましょう。

星座を探すために、星座早見盤を用意すること。暗闇に目を慣らすために、明るいライトは使わず、赤色で減光したものを使う。スマホは厳禁。この辺を守ればしっかり観察できると思います。

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