今度は空に目を向けてみましょう。1年経つと星空はぐるっと回って、同じ星座が見えます。冬の代表的な星座オリオン座は、今の時期ですと11時頃には東の空高くに上ってきますが,真冬には夜8時頃に真南にいます。少しずつ「上ってくるのが早く」なります。それはどのくらいの違いでしょうか?
これも360度で考えます。1日24時間で360度動くので、1時間で15度です。つまり1度動くのに4分かかります。一方,365日で360度動くのですから、1日で約1度ずれていけば、1年後、同じ時間、同じ方向に同じ星が見えることになります。
1度動くのに4分です。つまり、1日に約4分ずつ早くなるのです。
今、夜中(0時)に見えている星空は、2ヶ月後(60日後)には
- 4×60=240分=4時間
という計算から、夜8時頃の空と同じということになりますね。
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