そのトランプですが、当初は予定になかったそうですが、オワフ島にある「トランプ・インターナショナル・ホテル・ワイキキ・ビーチ」に立ち寄って休憩したのも話題になっています。
ちなみに、このホテルですが、厳密には「トランプ・オーガニゼーション」直営ではなく、自分の名前を「ライセンス」で貸しているだけらしいのですが、それでも「自分のホテル」として立ち寄ったということなのでしょう。とにかく、就任の時点で約束した「自分はビジネスにはタッチしない」という約束は完全に反故にされた格好です。
さて、ハワイでは真珠湾に行ってアリゾナ・メモリアルに献花、その際に「リメンバー・パールハーバー」とツイートしたというのです。私は、訪日直前にこれでは、何とも底意地が悪い感じがしました。オバマの相互献花外交を骨の髄まで憎んでいる支持者への迎合とか、天皇陛下への会見とか安倍総理とのゴルフという行動と、自分の「同盟国にこそ厳しく」というスタイルの折り合いをつけるためと考えたからです。
ただ、朝鮮半島ウォッチャーの辺真一さん(先週、大阪でお目にかかったばかりですが)などは「北朝鮮の奇襲に備えよ」という意味だという解釈を披露されているようです。もしかしたらそうなのかもしれませんが、そこまで幅のある解釈が可能ということは、政治的には意味はないと見るべきなのでしょう。そもそも、私的な「つぶやき」が国家意思を反映しているわけもないわけで、いい加減にこの人のツイートに振り回されるのはやめた方がいいようです。
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