人間社会への警告か。ドイツで羽を持つ昆虫が76%も消えた事実

 

それによると、羽を持ち飛行出来るタイプの昆虫が27年の間に平均76%も大幅に減少したということです。

この数字に驚愕しませんか?

76%もの莫大な量の飛行する昆虫がいなくなったのです。逆に言うと今は27年前の24%しか飛行する昆虫がいないということです。しかもよりによってドイツの手厚い「自然保護地区内で!

この事実は広範囲に渡る問題である、と専門家達は警告を鳴らし、この昆虫の大幅減少の原因の一つは農業で肥料として使用されている窒素化合物である可能性がある、とも指摘しています。

確か植物の70%以上は受粉を昆虫に依存していると言いますからその受粉が減少するということに繋がるのでしょうし、昆虫がいなくなるという事は、その自然環境も変化する事実に直結します。

以前、大量の蜂が女王蜂などを残したまま突然消えた、または沢山の蜂が死んだと、こちらで話題になったことがあります。専門家達の研究によって、ネオニコチノイド系農薬が蜜蜂たちを駆除しているという結果に行き着きました。その後ドイツはこの事態を深刻に捉え、何種類かのネオニコチノイド系農薬使用が禁止されました。

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