日本だって私は嫌だな美しくないなって思うことは複数あるので、フランスが嫌なら帰るしかないんですが、私はまだ勉強したいし、まだパリにいたいです。
ただ、ファッションの世界では、パリ以外の都市ももちろん大いに魅力的なので、行くとなれば、やぶさかではありません。
ちなみに私の学校は、バルベスという駅で犯罪多発地域と言われています。授業で遅くなったりすると、人通りの多いところを選んで帰りますが、怖い目にあったことはまだないです。でも犯罪多発地域だから、自己防衛はしています。別に怖くないと言ってるわけじゃなくて、ある程度怖いです。日本ではそういうことってあんまり感じないかもしれないですね。
できるだけ自己防衛もしなくちゃいけないっていうのは、日本で薄着だから痴漢に遭うんだって言われるくらい理不尽だと思うけど、何かあったら取り返しつかないかもしれないから用心してる、ということだと思います。
「9.」で書いたみたいに、「見慣れないことがある、という驚きはある」のですが、じゃあそれが嫌に繋がるかというとそうではない。
私は肌の色も国籍も違う友人たちがいるけど、人柄がいいなって思っているから付き合ってるのであって、見た目や人種は判断材料にならない。普段の行動を見てて、素敵だな、いいなと思うから、ずっと仲良くしてたいな、って思います。
著者/ぼんじゅーる☆愛(『パリときどき晴れときどき単身赴任』連載。フランス・パリ在住)
日本人と結婚した日本人妻がパリで単身学生生活を送る、面白探訪日記。パリの中心から、ファッション・旅行・食事・好きなスポットについて語ります!
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