株価は金持ちに操作されているのか? 武田教授が語る「世界の闇」

 

たとえば、かなりのお金持ちがいたとします。そのお金持ちは、お金を持っているばかりではなく、いろいろな会社とも関係し、情報も収集しているとします。そうすると、ある会社がどうも不安があるとか、新しい製品が成功しそうだという情報を得たとします。その時の株価が200円とします。

そのお金持ちは「不安があるという会社の株をまず買い出します。そうするとその株価が上がり始めます。もしそのお金持ちが裏でネットか地上波のテレビなどに影響力があれば、同時にその会社の株が上がるような情報を流すでしょう。そうするとさらに株価が上がります。

200円から買い始めて800円ぐらいまで買うと平均500円で買うことができます。

本当は社内に不安を抱えていて、株価が徐々に下がっても良いのに特定のお金持ちの買い出動で上がっていくのです。そして、1000円になった時に、上がった株を売ります。その時には社会はその会社が発展しそうだと思っているので株を売りに出せばさらに株価が上がり売り抜けます

いよいよ、その会社の不安材料が露見する日が来て、株価が下がり出します。

そうなると多くの人が不安に駆られて一日でも早く売りたいと売りに出て、一気に暴落します。そして暴落が一段落してもとの200円に戻ったところでお金持ちが再び買い戻すと、1000円で売った株を200円で買うことができ、膨大な利益を得ます。

もちろん、反対の状態もありますし、空売り、空買いやその他の複雑な金融の手口を使うこともできますので、

  1. お金を持っている
  2. 情報を得ることができる
  3. 法律の範囲内で最大限の手口を使う

というたった3つのことだけで巨利を得ることができるのです。

ここでは理解しやすいように日本の株の操作で簡単なものを紹介しましたが、これが世界全体や、複数の国が関係していて法律がややこしかったり、石油価格が絡んでいたりすると、さらに「お金儲けの知恵」を働かせることができます。

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