止まらぬ不動産の「負動産」化。所有者不明の土地面積が九州超え

 

「所有権」という絶対的な権利が、絶対でなくなったとても画期的な一歩だと思います。今、モノを所有することに拘りがなくなっています。モノは、必要なときに利用できればよく、賢くシェアすることが当たり前になりつつあります。利用できて初めて価値があるのです。

不動産も同じようになっていくのではないでしょうか。誰も所有権を登記していない、利用すらしていない土地を、寝かせておくことに意味がありません。このような流れが進むと、土地がない、土地がないと言われていた日本に、実は利用できる土地がたくさんあったことに気が付くのではないでしょうか。利用できる土地が出てくることが、まとまった土地が確保できない、地価が高い、といった理由で実現できなかったことを、可能にするかもしれません。

「所有する」価値から「利用する」価値へという新たな豊かさへの流れが、モノだけでなく不動産にも広がる…そんな予感がします。

image by: MAG2 NEWS

廣田信子この著者の記事一覧

マンションのことなら誰よりもよく知る廣田信子がマンション住まいの方、これからマンションに住みたいと思っている方、マンションに関わるお仕事をされている方など、マンションに関わるすべての人へ、マンションを取り巻く様々なストーリーをお届けします。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 まんしょんオタクのマンションこぼれ話 』

【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

print
いま読まれてます

  • 止まらぬ不動産の「負動産」化。所有者不明の土地面積が九州超え
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け