「所有権」という絶対的な権利が、絶対でなくなったとても画期的な一歩だと思います。今、モノを所有することに拘りがなくなっています。モノは、必要なときに利用できればよく、賢くシェアすることが当たり前になりつつあります。利用できて初めて価値があるのです。
不動産も同じようになっていくのではないでしょうか。誰も所有権を登記していない、利用すらしていない土地を、寝かせておくことに意味がありません。このような流れが進むと、土地がない、土地がないと言われていた日本に、実は、利用できる土地がたくさんあったことに気が付くのではないでしょうか。利用できる土地が出てくることが、まとまった土地が確保できない、地価が高い、といった理由で実現できなかったことを、可能にするかもしれません。
「所有する」価値から「利用する」価値へという新たな豊かさへの流れが、モノだけでなく不動産にも広がる…そんな予感がします。
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