ところで国税庁長官というポストは、指定職7号とされるものです。財務省事務次官が指定職8号なので、指定職7号というのは、財務官僚にとってナンバー2ということになります。が、国税庁長官を務めた場合、それ以降は上に行かず、そのまま退職することが慣例になっています。だから、国税庁長官は、最高ポストの事務次官レースからは外れた人ということになります。財務省にとって、あくまで国税庁というのは、「格下の存在」なわけです。
佐川前長官も、財務省の出世レースで先頭を走っていたわけではなく、2番手争いの人だったわけです。それでも財務省でナンバー2の地位ですから、相当の出世であることは間違いありません。
※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』2018年3月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>
※すべて無料の定期購読手続きを完了後、各月バックナンバーをお求めください。
2018年2月分
- 消費税を払わずに買い物をする方法2/自動車取得税をゼロにする方法/なぜアマゾンは日本で法人税を払っていないのか?(2018/2/1)
- 犯罪マネーに税金はかかるのか?/役員を辞めさせずに退職金だけ払う方法/安倍首相VSキャリア官僚(2018/2/16)
※1ヶ月分324円(税込)で購入できます。