残念な社長ほど、上から目線で過去の栄光にしがみつく情けなさ

 

一度、成功すると「自分は正しい」と思いこみ、何をやっても上手く行く、そんなイメージのまま商売やビジネスを進めていきます。小さな規模なら上手く行く場合も多いですが、どんどん会社組織が成長し大きくなっていったとき、あるいは、市場規模が大きくなっていったとき、裸の王様のままでは、当然通用しなくなります。大きくなればなるほど、一気に音を立てて崩れ去るダメージは相当なものになり始末に終えなくなります。

そんなことにならないためにも自分の強みだけでなく弱みも知りその全てを受け入れることです。他人の意見をシャットアウトしないことです。組織やチームとして仕事を進めていくうえで大切なことは、自分も他人も含め、強みも弱みを知り理解することです。理解することで現実に突きつけられた課題であったり、目標などへ向かっていく能力をはじめて発揮できるのです。

簡単に云うと、自分の強みを活かして他人の弱い部分を補うことで貢献に繋がることもあれば、その裏返しに、自分の弱みである部分を他人の強みで補ってもらうこともある、ということです。要は、自分の正しさや強さのみを頼りにしない器を持つということです。こうした器を持つことで、自然と相手の強みや弱みも受け入れることができます。それが人としての魅力となり、周りからの支持を得、成長や発展の土台となるのです。

また、他人の意見や声に耳を傾ける分、視野も常に広く持つことができるので、独り善がりに陥る可能性は断然低くなります。真の成功、大成を目指すのであれば、ノウハウやテクニックを学ぶ前にまずは自分のこと周りの人のことをよく知りよく理解することです。

■今日のまとめ

『自分のこといつも周りにいる人のことをもっと知る。』

  • 自分の正しさや強さはなにか?弱みは何か? 考えノートに書き出す。
  • 周りにいる人達の強さと弱さは何か? 考えノートに書き出す。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 中久保 浩平 【発行周期】 毎週:火・木午前8:00発行※祝日の場合は翌日

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