朝食のために忙しい時間を縫って買い物をしたり、疲れている時も無理して早起きをしていませんか?今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井 花さんが、朝食はもっとテキトーでいいという根拠を示すとともに、おすすめの簡単メニューを紹介しています。
フルコース朝食
さて、本日はフルコースのお話。
みなさん、今朝はなにを食べてきましたか?
- おウチでトーストとコーヒー
- カフェのモーニングセット
- 朝カレー
- 食べていない
うん、まあいろいろですよね。
食事の中でもとりわけ朝食についての議論はたくさんあります。しかし、現在日本では
- 理想=フルコース朝食
- 現実=単品朝食
になっているようです( ̄∇ ̄)。もうツッコミどころ満載な状態なんですよね。
ココで言う理想の朝食とは、
- しっかり(たくさん)食べる
- タンパク質もカルシウムもビタミンも炭水化物も
- 手作りで温かい
こんな感じですよね? 和食なら、ご飯と味噌汁漬け物と焼魚、卵焼き、お茶。洋食なら、トーストにサラダ、ハムエッグ、野菜スープ、コーヒー。
……( ̄∇ ̄)いや、失笑苦笑を禁じ得ないのは私だけでしょうか。
正直なところ、朝食でなにをどのくらい食べるのが健康にいいのかはまだ結論が出ていません。フルコース朝食にしたって、こんなに食べた世代は、まだ日本史上現れていないわけでホントに健康にいいのかは疑問です。他方で、全く朝食をとらず、食事を一日三回ではなく、二回くらいに調整している人もたくさんいます。いや、外国では結構そういう国も多いんですよ。むしろ世界全体で見れば、
- 朝食は軽め
の国が多く、しかもカンタンに準備でき手軽なものが多いようです。
- 屋台のものをテイクアウト
- フルーツの盛り合わせ
- おかゆだけ
- パンとカフェオレ
などなど。あ、ちなみにこうした朝食文化を持つ国々が日本より家庭の幸福度が低いわけでもGDPが低いわけでもないんですよ。
そうした中にあって日本のフルコース朝食は、
- 過重すぎる
といえるでしょう。むしろこれをそもそも理想として掲げていること自体どこか間違っているんです。まして、これが出来ないからといって母親失格とか妻失格とかアリエナイですからね。
なので、まずはもっと気楽に構えてください。もう少し気楽に考え、その上で各々のご家庭で朝食に必要なものがなにか考えてみましょうよ。だって、「理想の」朝食が作れないからって、朝からストレス溜めたくないですよね? もっと気軽でテキトーでいいんですよ。
ちなみに、我が家の朝食で必須なのは
- 温かい汁物
です。これは結構オススメです。起き抜けの動いていない身体に温かい汁物が入ると、内臓が動きだし一日の活動が始められるようになるんです。
それに温かい食べ物って、不思議と人の気持ちを
- ホッと落ち着かせる
気がしませんか。
でも、コーヒーやお茶だけじゃダメ(これも飲むけど)なんですよね~。個人的な理由ですが、カフェインが入っていない飲み物を飲みたいんです。
なので、必然的に
- スープもの
になるんです。味噌を手作りしているし、味噌が日本人の身体に合った発酵食品なので、9割以上味噌汁です。ま、出張中は別ですが、365日のうち355日くらいは味噌汁ですね♪
たまには、ポタージュや野菜スープのこともありますし前日の夜が鍋物だったときには、残りを雑炊にすることもありますね(^0^)。
また、スープものをオススメするもうひとつの理由は、
- 調理がカンタン
という理由もあります。前夜のうちから鍋に水を入れて出汁昆布を浸しておけば、時間とともに出汁が取れちゃいます。
具となる野菜はテキトーに切ってジップロックに常備してあるので、これを入れて煮立て、味噌を溶き入れればあっという間ですから。
一人暮らしのころからこの方法で作り続けていますが、半分寝ているようなボケ~っとした状態でも作れますよ。これにタマゴでも割り入れれば、カンペキですね。これに
- ご飯 ←炊飯器にお任せ
- 納豆やタマゴ ←常備
- 漬け物 ←常備
- 季節のくだもの ←これだけカットする
くらいが我が家の朝食です。あー、カンタンすぎ(^0^)
え? 家事系メルマガを書いているんだから、もっとちゃんと作れ? あははは、ヤだもんね。毎日やれてでもテキトーっていうのが
- ま、いっか家事の真骨頂
だもんね♪
朝食の理想は、もっと低くていいんです。その代わり温かいものを食べてみてはどうでしょうか。
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