昭恵氏を隠せ!
【東京】も1面トップに2面の解説記事「核心」、5面社説、6面7面に「主なやり取り」、26面社会面も。見出しから。
1面
- 昭恵氏隠し 鮮明に
- 森友交渉記録 佐川氏答弁後に廃棄
- 首相「関与なら辞める」以降
- 首相夫人付き職員
- 「昭恵氏知人」の相談受け照会
2面
- 森友記録の廃棄「不適切」
- 首相、加計氏との面会19回
- 野党「昭恵氏案件の証拠」
- 首相と麻生氏に辞任迫る
- 政治家の名 何人も
- 棟上げ式に昭恵氏招待できなければ切腹
- 籠池被告ら 高圧的に財務局を翻弄
5面
- 森友文書公表 疑惑解明は国会の責務(社説)
26面
- 昭恵氏の影響 色濃く
- 照会内容「相談・報告あるはず」
- 籠池夫妻の保釈決定 地検は準抗告
uttiiの眼
《東京》のターゲットはハッキリと「昭恵氏」に定められている。
1面記事のリードは、「昨年2月に安倍首相が『妻(昭恵氏)が関与していたら首相を辞める』とした国会答弁の直後に、約3,000ページの決裁文書の改ざんと記録の廃棄で、昭恵氏側の関与を隠そうとしたことになる」と締められており、鮮明な問題意識が表明されている。
記事に入ると、「交渉記録には、昭恵氏の名前が少なくとも9回登場」していること。また、2015年11月に、森友側から国有地の賃料減額の優遇制度について財務省に問い合わせたことの記載がある点にも触れる。これについて安倍氏は、この「問い合わせ」を「自発的」と説明してきたにもかかわらず、記録には「優遇を受けられないかと総理夫人に照会があり、問い合わせた」となっていて、総理の説明と食い違いを見せている旨、指摘している。
これらの点は、野党などが国会で安倍氏を追及する裁の重要な論点の一つになるかもしれない。
あとがき
以上、いかがでしたでしょうか。
大変な事態に突入したのだと思います。
ここまで腐敗した政府の有り様を毎日のように見せつけられているというのに、岩盤のような支持率30%がどっしりと構えているので、政権は動かない。まして、与党が国会で圧倒的な多数を握っている現状では、なかなか事態はスッキリと動きません。しかし、安倍政権の「粘り腰」は、かえって自民党の支持基盤を深く痛めつけることになり、その後の日本政治の振り幅を大きくする結果に結びつくような気がします。強烈な政治不信を背景に、ポピュリストが大きな力を握るようなことがないとは限りません。自民党の皆さんは、そろそろ、そんな危険も考慮して、党内の人心を一新してはどうでしょうか。
というところで、きょうはここまで。
また明日。
image by: GoogleMap(Akio Mukaiyama)