監督署も混乱。来年4月「36協定届」は結局どこがどう変わるのか

 

新米 「わかりました。大元の確認ですね。ところで、新しい36協定のサンプル、厚労省のホームページにあがってますね」

E子 「来年4月から変わるんだものね」

新米 「そうですよね~。はやく準備しないと!」

大塚T 「そんなに慌てなくてもいいよ。4月1日より前に更新日が来る場合はまだ旧の書式でいいのよ」

新米 「あっ、そうか…。来月も再来月もまだ今のままで大丈夫だったんだ…」

大塚T 「そういうことね~。でも、今までは、任意の書式で良かったけれど、来春からは、書式も規定のものになるから、詳細まで正確にね」

新米 「え?今まで書式って任意だったんですか?」

大塚T 「そうよ。監督署に行ってごらん。いろんな書式が集まってくるわよ。今度からは、様式9号の2を使わないとね」

E子 「今度からは、特別条項を使う場合、もう1枚追加になるのよ」

新米 「そうなんですか、枚数も増えるんですか~」

E子 「チェックボックス欄ができて、そこにチェックができていないと受け取りもしてくれないそうよ。従業員代表の決め方もシビアになるわ。民主的に決めるということは変わりないけれど、労働省令に『使用者の意向に基づき選出されたものでないこと』という言葉がはいったのよ」

大塚T 「あらま、そんな文言が入ったんですかぁ。候補者の指名は当然ダメですよね? ベテランさん同士で話し合ってもらうなど、工夫が要りますね」

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