眠れない夜に試したい。子どもの頃を思い出す「意外な入眠法」

 

それはテレビである。音声は耳障りでない程度まで下げる。聞こうと思えば聞こえる程度がちょうどいい。肝心なのはコンテンツである。まず放送されている番組はダメである。内容が気になることもあるからだ。最適なのはヘビーローテーションで既にストーリーが頭に入っているほどお気に入りのドラマか映画かアニメの録画である。それを見るともなく、ただつけっ放しておくのである。

この効果に関しては以下のような分析をしている。まずお気に入りなのだから不快な筈はない。またストーリーが頭に入っているので展開が気にならない。そしてそれらはフィクションであるため、そこにあるのはリアルな自分とは完全に隔絶した閉じられた意味構築世界、要は物語の世界である。故に他人事的安心感がある。とはいえ、ミーニングフルな台詞やナレーションが聞こえてくるわけだから僅かながら頭も働く。ここまでくると何となく気付く。これは大人版の、眠りに就くまでの絵本なのではないか。

今、入眠に問題を抱えている人がいたら、ちょっと試してもらいたい。意外に効果がある。勿論、睡眠導入の補助としても使える。

最後に一言だけ。試す時はタイマーを忘れずに

image by: shutterstock.com

山崎勝義この著者の記事一覧

ここにあるエッセイが『8人ばなし』である以上、時にその内容は、右にも寄れば、左にも寄る、またその表現は、上に昇ることもあれば、下に折れることもある。そんな覚束ない足下での危うい歩みの中に、何かしらの面白味を見つけて頂けたらと思う。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 8人ばなし 』

【著者】 山崎勝義 【月額】 ¥220/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎週 火曜日 発行予定

print
いま読まれてます

  • 眠れない夜に試したい。子どもの頃を思い出す「意外な入眠法」
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け