ハロウィン軽トラ横転事故の撮影者が語る一部始終と心理学的分析

 

まるでゾンビ映画のように、その後、しばらくすると、他の男性だけでなく女性たちも、その荷台に乗り始めました。軽く「お立ち台みたいな雰囲気でした。みんなでその上で踊っている状況でした。さらに彼らの中には「全力ジャンプ」する方もおり、そのため運転席の天井が「ベコン!ベコン!」とヘコんできました。

え、これ、軽くホラーだと。運転手さんが前者・後者どっちであったとしても、さすがにこの状況までは想像しなかったのではないでしょうか。彼らの中にはゾンビ仮装をしている方も多いため、ゾンビ映画で、運転席でどんどんゾンビたちに追い詰められていくような状況です。まぁ、ここまで物理アタック繰り返してくるゾンビも珍しいと思いますけども。たぶん監督に止められる。「そこまではしなくていい」みたいな。

そして事件は起こる。さらにヒートアップしたのか、横から軽トラックを揺らす人たちも現れました。この段階になってくると、上に乗っている人たちも、どんどん降りていきます。それもあって、さらにトラックを揺らす人が調子に乗り始め、車体はグラングラン揺れます。一度は静かになりましたが、再びヒートアップし、車体はさらに大きく傾きます。そのころには、運転手の方も「危険だ」と思われたのか、運転席から出ていました。軽トラックが無人であることもあり、押す人たちはさらに大きく揺らしました。

それがさらに大きく傾き…! ガーン! という音を立てて、地面に横転しました。

「うわーーっ!」
「きゃーーっ!」

群衆からさらに大きな声があがります。「危ない状況」というよりも「すごいものを目撃してしまった!」というお祭りのような雰囲気があったかもしれません。

ただホントこれ、大丈夫かと。ガソリンが漏れて爆発したりしないのだろうか。自分はそんな風に考えたのですが、そんな心配、一切しない方が多いのか、さらにその横転したトラックの上に乗って踊り始める方がおりました。自分が撮影したのはそのときのシーンです。

その倒れた瞬間を捉えられた方の映像は以下のTwitter動画からご覧いただけます。

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