一体なぜ? ソウルの真ん中で「金正恩マンセー」を叫ぶ人たち

 

残念なことに韓国の新聞でまともなのは朝鮮日報だけで、文化日報もまだましだが、東亜日報や中央日報はイマイチとのこと。なぜ、朝鮮戦争で民族分断を招来し血を流したのか、その責任は「先制攻撃を仕掛けてきた金日成ではなかったのか」。

韓国政府は「民族分断に加担した中国」のことは一切言わない。それと「白頭の血筋」とか「白頭伝説」などというが、これはまったく事実無根のでっち上げの、偽りの話であるのに、韓国人は何も反論しようとしない(もちろん、全国民がそう思っているとは言わないが)。

『労働新聞』(2018年9月21日号)に白頭山で文在寅大統領夫妻と金正恩夫妻の写真が1面を飾っているが、文在寅は北朝鮮が革命の聖山と宣(のたま)う白頭山で、感極まってしまい、金正恩を称える言葉を発してしまったから、韓国内で自分以外の者が同じようなことを言っても取り締まれないのか。

もっとも、ソウル市内では従北勢力に反対して「1億ドルの金正恩暗殺懸賞金」募集デモも行われており、『統一日報』(2018年11月7日号)には「法治回復や国家正常化のために戦う韓国人たちに共感する日本人たちがいる。彼らが韓国で太極旗集会に参加した。『日韓自由文化連合』の会員たちはソウルの中心・徳寿宮大漢門前で行われた『文在寅政権退陣国民総決起大会』を参観し、大勢の人々から歓迎された」と写真入りで報じている。我が事務所にも星条旗・太極旗があるが、これは私がソウルに行くたびにもらってきたものである。反文在寅デモに私も前から参加している。(宮塚コリア研究所代表 宮塚利雄)

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